Nike SB dojo | スケートパーク

 先日、Alien Workshopがその活動に終止符を打ったようです…
──THE SHOES WE SKATE

2014.05.23
 先日、Alien Workshopがその活動に終止符を打ったようですね。確固たる方向性を持っていたスケートカンパニーが表舞台から姿を消してしまうのは残念なことですが、これも時代の流れに伴う大きな変化であるのであれば、受け入れなくてはならない現実なのでしょう。
 スケーターがまさに身体を張って築き上げた、自らの進むべき方向性を信じて、大きな資本に頼ることなく自分たちの力でスケートボードカンパニーを運営するということは、今ではそう珍しいことではなくなりました。今回のAlien Workshopの解散も諸々の事情があったのでしょうが、その決定的な要因は、それまでブランドイメージ確立の中心的な役割を果たしていたジェイソン・ディルとAVEの離脱そのものであるのではないでしょうか。なんと言ってもスケートカンパニーの最大の魅力は、それを編成するチームの魅力、もっと言えばそのチームを編成する個々のスケーターの魅力であると思います。どんなに上等なプロダクトを設計、開発し、魅力的な価格帯でそれを市場に突きつけることができても、最終的に現場のスケートボーダーが魅力を感じるのは、そのチームを支えるライダーたちの個性に尽きると思います。そうでなければ「プロスケーター」という夢のある職業の成立もありえませんし、スケートボードが人を引きつけて止まない魅力の源泉である極めて文化的な側面の否定にもつながりかねません。
 ではどうすれば魅力的なライダーで編成したチームで、時代の大きなうねりに対抗できるのか? それにはいろんな方法があると思いますが、考えられる最もシンプルな方法は、誰もが魅力的と感じるスケーターにその人選や編成を任せればよいのではないでしょうか。
 この方法を1993年のカンパニー立ち上げ当初から貫き通しているのが、リック・ハワードとマイク・キャロルが先頭に立ち、その一生をスケーターとして生きる覚悟を決めた者のあるべき方向性を僕たちに示し続けるGirl Skateboardsではないでしょうか? 彼らはスケーターの行為が彼らにもたらす恩恵を目に見えるかたちで示し、自信を与えることで、スケーターのライフスタイルは職業として成立し、独立できることを実証しています。彼らはボードカンパニーはもちろん、アパレルブランドやトラックやウィールなどのハードウエアカンパニー、さらにはスケートシューズの展開まで自分たちの手で行い、その責任と義務を果たすべく日々奮闘しているのです。

 そして彼らが掲げる社訓、「THE SHOES WE SKATE」という言葉の通り、彼らは実に純粋な思いでLAKAI LIMITED FOOTWEARを展開し、つねに時代のニーズを柔軟にそのプロダクトに取り入れています。この変化に柔軟に対応できる能力こそ、彼らが長い歳月をかけ、そして今現在も向き合っているスケートボードが彼らに授けた能力なのでしょう。この決定的な能力に欠けていては、一朝一夕にはスケートボードを取り巻く世界で信頼と尊敬を勝ち取ることはできません。だからこれはもう、やるしかないのです。

--TH (Fat Bros)

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