Nike SB dojo | スケートパーク

 ウィールカンパニーってなんか夢があって好きなんです。もちろんデッキや…
──WHEEL COMPANY

2014.10.10
 ウィールカンパニーってなんか夢があって好きなんです。もちろんデッキやトラックなどなど、スケートに関わるプロダクトを製造してるカンパニーは基本みんな好きなんですけど、とりわけウィールカンパニーの存在に惹かれます。そんな中でもいわゆるBonesやOJ、SpitfireにSatoriなどといった大御所カンパニーはもちろんですが、比較的規模の小さいウィールカンパニーが展開する世界観が好きなんです。これにははっきりとした理由があって、過去に存在したいくつかの小さなウィールカンパニーの超イケてる世界観から強い影響を受けたためです。

 まいど'90年代の話になってしまい恐縮ですが、あの頃は実に魅力的なウィールカンパニーが多く存在していて、まさに黄金期でした。そのいくつかを紹介すると、DLXディストリビューションが展開していたMetropolitan Wheelsは、都会的でシンプルなデザインを前面に押し出したスタイルで、そのライダーが登場する広告も主にアリ・マルコポロスのモノクロ写真を用いたものが多く、洗練されたイメージを確立していました。また当時、NY発のInfamousのライダーで編成されていたBluelight Wheelsや、ワシントンDCを拠点に活躍していたCapital傘下のNicotine Wheelsなどは、その頃、絶頂期を迎えていた東海岸のスケートシーンを支えた多くの個性溢れるスケーターたちをサポートし、彼らが発する自然体の魅力をその最大の武器にしていました。First Divisionも短命ながら、強い影響力をもったウィールブランドのひとつと言えましょう。
 その一方で、西海岸の都市サンフランシスコでも、危険な雰囲気を漂わせる悪ガキ集団で編成された知る人ぞ知る伝説的なチーム、FIT傘下のC/O Wheelsが発足し、絶妙なチーム編成でその強烈な個性を世界に向けてアピールしていました。

 しかし残念ながら、これらすべてのブランドはもう存在しません。これはすなわち、小さい規模からそのブランドの世界観を大きく確立し、維持することがいかに難しいかということの表れであるかもしれませんが、過去に存在した多くの魅力的なカンパニーが現在のシーンの礎になっていることは間違いないわけで、彼らが存在したことに対するリスペクトは普遍です。
 そして今も実に多くの魅力的なウィールカンパニーが、小さいながらも信じた世界観に忠実に活動しています。

--TH (Fat Bros)

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