先日、Creatureのミルトン・マルチネスのYTチャンネルでサンセットカーウォッシュでのキックフリップの舞台裏を収めた映像が公開されました。このトリックは2019年に発表されたソロパート"¡DEMOLICIÓN!"のエンダーであり、同年のSOTY獲得を決定づけた1発として知られています。
当然ながら、メイクまでの道のりは平坦ではありません。それもそのはず、この場所はかつてマーク・ゴンザレスが夜間にトライ。スラムして顔面を地面に擦りつけて眉毛を失ったという逸話が残る悪名高きスポット。百戦錬磨のミルトンにとっても例外ではなかったようです。
最初にオーリーをトライした日に足を骨折。それでもこのスポットが頭から離れることはなく、何年もの間、幾度となく足を運び続けてきたとのこと。今回公開された映像は、異なる日に撮影された複数回のトライをまとめたもの。5分半に及ぶ映像のうち、メイク後の余韻だけで約1分半。長年の雪辱を晴らし、仲間たちと喜びを分かち合うその時間に、観ている側のテンションも自然とぶち上がります。
ちなみにこのサンセットカーウォッシュ、現在はスケートストッパーが設置されてかつてのように自由に滑れる場所ではなくなってしまったようです。「スポットは生モノ」とはよく言いますが、これは狙っている場所があるなら覚悟を決めて計画的に仕留めるべきという好例。
スケーターなら誰もが知る有名スポットが変えられる前の歴史的記録のひとつ。その重みを噛みしめる意味でも、今一度このトリックを再訪する価値は十分にアリ。まだ観ていないスケーターはぜひ。
—MK








