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「スケートショップはスケーターの居場所」
──LUCAS BEAUFORT "HEART" INTERVIEW

2023.04.17

フランスを拠点に活動するアーティスト、ルーカス・ビューフォートが手掛けた『HEART』。こちらは2022年にリリースされた、世界中のスケートショップを網羅した特大豪華本。この大作のプロモーションツアーで来日したルーカスを東京・PROVで直撃。

--MK

 

VHSMAG(以下V): まず来日した目的からお願いします。

ルーカス・ビューフォート(以下L): 世界中のスケートショップを祝福する『HEART』を刊行して1年半。本作に登場してくれたショップのオーナーたちと会うためのワールドツアーをただいま敢行中。パンデミックが緩和されてやっと旅ができるようになったからね。

V: では『HEART』について説明してもらえる?

L: この本はパンデミックの真っ最中に作り始めたんだ。スケートショップにとって厳しい時期だから、意義のあることをしたいと思ったのがきっかけ。それで40年に及ぶ世界中のスケートショップの歴史を祝福することにした。

V: かなり大変な作業だったことは想定できる。何店のスケートショップが掲載されているの?

L: 約90店。一番大変だったのはすべての素材を揃えること。写真もそうだし、ストーリーもそう。ショップによってはかなり忙しかったりするから。メールや電話をしまくった。実は掲載されるはずだったショップがいくつかあったんだ。でも写真が揃えられなくてお蔵入りになったり。ストーリーは最高なのに、写真がないからページにできない。何度も写真を送ってはくれたんだけど、サイズが小さすぎて…。印刷すると解像度が足りなくて見えないくらい。どのショップかは言えないけど残念だよ。

V: 本作はルーカスのスケートショップへの想いを形にしたものだよね。スケートコミュニティにおけるショップが持つ意味は何だと思う?

L: オレは'90年代にスケートをしながら育ったから。スケートショップに行くだけでワクワクしていた。13歳でスケートを始めて、スケートショップに通うようになって、「オレ変な質問してないかな…」なんてスタッフの対応に緊張したり。当時のオレにとってはそんな環境がすべてだった。土曜日になると、洋服に触ったり、雑誌をめくったり、人と話したり。1日中スケートショップにいることができた。ソファに座ってVHSテープのスケートビデオを観ることもできた。オレにとっては、それがすべてだったんだ。そしてそれは誰にとっても同じであるべき。週末はスケートショップに行って、みんなと会って、スケートしに行く。そしてショップに戻って、みんなでビールを飲んで。スケートショップはすべてのスケーターの居場所であるべきなんだ。

V: それこそ『HEART』というタイトルに込めた想いだね。

L: タイトルを決めるのには時間がかかったけどね。ガキの頃から今日に至るまで、オレはずっとスケートボードに心を捧げてきた。そして今41歳。スケートを始めてもうすぐ30年だ。ずっとスケートボードが心の拠り所なんだよ。

V: この本を手に取ったスケーターに何を感じてもらいたい?

L: オレは世界中を旅してきた。ヨーロッパだけでなく、アメリカ、カナダ、日本。この本でやりたいことは、世界中のスケーターの目を開かせること。スケートとは旅をする手段でもある。ヨーロッパ、イタリア、フランス…。どこでもいい、他の土地のスケートショップを訪ねて、スケートとは何なのかを理解してもらいたいんだ。だってスケートボードってそういうもんだろ。ローカルショップをサポートしながら、世界を探検するんだ。それこそスケートの完全な体験だと思う。

V: 日本が今回のワールドツアーの最初の訪問地なんだよね?

L: そう。日本ではPROV、LACQUER、BATSU、CANOLA、SHRED、SHELTER、CHOCOLATE JESUSの7ショップを巡る。オレは日本が好きだからやっぱりここからスタートしたかったんだ。ようやくパンデミックも落ち着いて旅ができるようになったから。日本の後はヨーロッパで10店、アメリカで15店くらいかな。すべてを回るのは不可能だから。

 




 

V: 『HEART』の反響はどうだった?

L: みんなびっくりしていたね。正直、この本を作ろうと思ったとき、みんな「マジで? これまでスケートショップをテーマにした本がなかったなんて信じられない!」という感じだった。世界中のスケートショップに連絡したとき、感動したオーナーもいたくらい。彼らにとってスケートショップは本当に意味のあるものだから。ストーリーとしては90店しか掲載できなかったけど、巻末に800店ほどショップ名を掲載している。できるだけ多くのスケートショップに「あなたもこのプロジェクトの一員だ」と言いたかった。これはすべてのスケートショップのための本。誰が一番とかじゃない。

V: これまでペインティング、ドキュメンタリー、書籍…いろんな媒体で作品を残してきたけど、アーティストとして今後トライしたいことは?

L: これは性格なんだろうね。オレはあらゆることを試してみたいんだ。また『DEVOTED』のようなドキュメンタリー制作を考えているよ。テーマはスケートショップ。オレの最大の目標は、人を結びつけることなんだ。このツアーの目的はスケートショップを繋ぐことでもある。東京に来てから、この周辺のショップを回ったんだ。HESHDAWGSもGOLDEN AGEにも行って、ここPROVでの個展に誘った。「わかる。今夜の会場はあなたのショップではないけど、そんなことは関係ない。まず来てくれ。スケートショップを一緒に祝福しよう」って。

V: スケートショップは場所に限らず、すべてのスケーターの居場所ということ?

L: その通り。別にオレはPROVが東京で一番イケてるショップだと言いたいわけじゃない。会場がたまたまPROVだということ。「競合だ」という意見もわかる。それも事実。でも一夜だけ、一夜だけ争いを忘れようじゃないか。みんなで集まって、一緒にビールでも飲みながら握手しようぜ!

Photos_Waguri

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