50歳。人生の後半戦の入り口とも言われ、体力の変化を実感しながらキャリアや生きがいを改めて見つめ直す節目の年齢。そんなタイミングを迎えてなお、若い頃と変わらずプッシュし続ける。それこそが多くのスケーターにとって理想の姿ではないでしょうか。
今年の夏に田口 悟は自身のスケートライフを振り返り、「原点回帰」をテーマにしたビデオパートを残しました。その流れに続くように、新潟のスケートショップHappy Skateからも便りが届きました。ライダーの星 寛(52歳)が店主の大泉健一とともにパートを制作したとのこと。作品には'80年代のジャンプランプ全盛期のクリップも挿入され、これまでの歩みを辿るような構成が強く印象に残ります。
さらに先日、大阪のヴェニスこと野上竜也からも50歳の節目となるパートが到着しました。彼とは中学生の頃からの付き合いですが、一度も立ち止まることなくプッシュし続ける姿勢にはただただリスペクトしかありません。家族を持ち、仕事を抱え、身体の重さを感じる年齢になっても、時間を捻出して一本のパートを完成させる。その裏には、並々ならぬ努力と周囲の理解やサポートがあったことは想像に難くありません。
人生の節目に自身のスケートを形として残したパートをぜひチェックしてください。画面の随所からスケートに向けられた変わらぬ愛情が伝わってくるはずです。
—MK










