Bakerの元プロで、ファッションや音楽シーンでも存在感を放っていたTKことテリー・ケネディ。輝かしいキャリアとは裏腹に、現在は服役中という厳しい状況に置かれていますが、仮釈放が確定したようです。
まずは事件のあらましから。発端は2021年7月27日。イリノイ州のモーテルで同宿していたスケーターのジョサイア・カッサハンに暴行を加えたとされ、被害者は殴られたショックで転倒。頭部を強打したことが直接の死因となったと報じられました。さらに現場対応にあたった警察に対し、TKが「警察官を殺す」といった発言をしたことも大きく取り沙汰され事態は悪化。同年8月には第一級殺人で逮捕・起訴され、終身刑の可能性まで指摘される重い展開へと発展しました。
しかし裁判の結果、2022年12月には殺人罪について無罪が言い渡されます。一方で2件の重過失暴行罪については有罪となり、さらに翌2023年2月には暴行罪や公務員脅迫罪なども含め、合計5年の実刑判決が下されました。まさに転落人生。華やかなセレブ生活は一転し、どん底の獄中生活へと突き落とされることに。
ただし刑務所内では模範的に過ごしていたとされ、仮釈放のタイミングは前倒しに。もともと2026年7月8日とされていたらしいのですが、2026年2月27日に設定されたようです。さらに正式な釈放・監督解除は同年9月1日と見込まれています。
長い沈黙を経てようやくTKに光が差し始めたわけですが、晴れて外の世界に戻ったときにどんな形でスケートボードと向き合うのか。ここからの動きに注目が集まりそうです。
—MK








