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職業:スケメン
──スケートボードで飯を食う

2014.05.15

 つい先日、とあるスケーターと話をしていた時に「スケートで飯を食っていくためにはどうすればいいのか?」という内容になりました。そのことをきっかけに「どうしたらスケートボードとスケートボードに関する仕事で生活をしていくことができるか?」ということを自分なりに考えてみたので、ちょっとまとめてみたいと思います。

 まず、スケートボードで生活していくための理想はやはり「プロスケーターとしてスポンサーからの給料で生活する」というもの。
 スケートを本気で頑張っている人にはこれが一番の理想ではないでしょうか? ただ、これはとっても狭き門。日本の現状ではこれで生活しているスケーターは10人くらいなのではないでしょうか。才能に恵まれ、努力を惜しまないごく一部の人にかぎられてしまします。

 続いては「スケートに関する企業で働く」というもの。
 大小のスケートボードメーカーや代理店、ファッションブランドに膨大な店舗を持つ量販店、そして街のプロショップなどなど、日本にはスケートに関するさまざまな企業があります。これらの企業に入って、公私ともにスケートボードに関わっていく…なんていうのは素晴らしいことではないでしょうか?

 その他に「スケートボードメディアで働く」というものがあります。
 VHSMAGやSLIDERを中心に、それほど多くはありませんが日本から発信するスケートボードメディアがあります。そのメディアの編集スタッフやそれを支えるフォトグラファー、フィルマーにライターなどの仕事をチョイスするというのもひとつの選択ではないでしょうか?
 メディアで働くということは、日本と海外の今のシーンを伝えるやりがいのある仕事だと思います。ただ、こちらも少数精鋭となっている上にメディア自体の栄枯盛衰も激しいので注意をしなければなりません。

 そして、最後に思いついたのは「自ら事業を興す」というもの。
 立ち上げ時に資本金が必要なことや、倒産のリスクをまず考えてしまいがちですが、事業を興すというのは頑張れば頑張るだけ収入につながってくるやりがいのあることだと思います。スケーターとその仲間たちによって運営されるドメスティックブランドや自らオーナーとなって経営を行うスケートショップ、海外のスケートブランドを日本に紹介する輸入代理店など、スケートに関する事業は多種多様。自らの知恵やコネクションをフル稼働して、スケートに関する事業を興してみるのはいかがでしょうか?

 とまあここまで大きく4つのカテゴリーで「スケートで飯を食っていく方法」を書いてみました。「好きなことで飯を食う」という理想を実現する方法はさまざまなですが、共通して言えるのは「どのチョイスをしても楽しいことばかりではない」ということ。また「スケートが上手い」「英語ができる」「スケーターの仲間が多い」「スケートボードへの愛情が大きい」などといった特性があると、より優位に立つことができるのではと思います。ただ、特別な才能や能力がなくても、先を見通すヴィジョンと情熱、そしてたゆまぬ努力さえあればどのようなことでもうまくいくと思います……。
 ですが、やっぱり理想は「プロスケーターとして生活していく」こと。僕らメディアやスケートに関わる企業が努力し、日本のスケートシーンをもっと大きくして「プロスケーターとして生活する」ことができるスケーターをもっと増やしていくことに尽力できればと思います。

--TM

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