VOL. 011
フランスはパリレペゼンなシャレオツ極まりないデッキカンパニーMagentaの最新作をご紹介。まずジャケットのアートワークに加えタイトルに入るBluesというワードといいおしゃれ過ぎます。流石はソイ・パンデイさん、今作品はタイトルを見ておわかりの通り、サンフランシスコのストリートをおしゃれに攻めてます。ジミー・ラノンの1発目のラインでのノーズマニュアルからのノーリーフリップアウトの後ろでストレッチしている人の姿勢が良過ぎて気になります。同様にジミーさんのスケーティングもクリーンで素敵! しかしこのStatic系のスケーターの着こなしはいつも素敵ですね。レオ・ヴァルスのBsパワースライドは相変わらずかっこいい。サンフランシスコのダウンヒルが違和感なく似合っちゃうのがこれまたニクイです。Fsの壁当て込みのボードスライドなど躍動感溢れるスケーティングがナイスですね。そして充実のフレンドパート。エヴァン・キノリやカルロス・ヤング、ジョン・リンジー、アトメリック・ノーカス、ベン・ゴアなど好きものにはたまらないラインナップ。そして両A面シングルリリース発売的な感じでNYC編も収録されております。ジミー・ラノンが攻めるニューヨークはこれまたサンフランシスコ同様街にマッチしていてかっこいいです。レオ・ヴァルスもスピーディで躍動感溢れるスケーティングで街を刻んでいきます。そしてフレンドパートでも出演していた面々もNYCを攻めまくりです。全体的にはハンマートリックやヤバい回し技や縁石トリック、マニュアルなど真新しい動きはありませんが、はっきり言って街にスケートしにプッシュしに行きたくなる作品です。やはりスケートボードはどんなにトリックが進化しても、ストリート風なパークが出来ようとも、街中をプッシュして小さくても簡単でもスポットをやっつけていく醍醐味には勝てませんよね。と、そう感じさせてくれた作品でした。さてと、いま深夜2時18分ですが、ちょっと遠目のコンビニまでプッシュでビールでも買いに行こうかな。