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デッキ素材論
──木まずい話

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 自分は1年で5〜7本のデッキを消費しています。板がフレッシュで弾きのいい状態をキープし続けるのであれば自分の場合おそらく月1での交換が望ましく、実際にそうすりゃあまり得意ではないフラットトリックの質も高まるかもしれません。月1での新調も不可能ではない経済状況にはあるものの、ある程度ボロになってから板を新調するのはつねに金欠だったキッズ時代の名残りでしょうか? かれこれもう何年もこのペースでのデッキ交換、それに早25年目に突入する僕のスケートボード人生をかけ合わせると、ざっと150本ほどのデッキを消費したことになります。
 ある程度市場に浸透してから現在に至るまで、一般的にデッキはプライされたウッドでできたもの。ごく稀にプラスチック製(ペニーとかでなく)や竹でできたもの、グラスファイバーなどのデッキを使っている人を見かけることもあるのですが、それらが一般的に流通していない事実を考えると、やっぱりウッドを使用するのが最も理に適っているということなのでしょう。余程の発明や技術革新でも起きないかぎり、それはこの先もしばらく変わることはないのかと。世界各地に何万、何百万と存在するスケーターだけでどれほどの木を伐採しているのだろうか…地球規模で考えると微々たるものかもしれませんが、ちょっと木まずい(気まずい)。
 ちと話は逸れまして、ややスピリチュアルな話題でもありますが「木には精霊が宿る」「長寿の木にはそれだけのエネルギーが宿っている」なんて言われたりします。なのでむやみに木を切ったりするのはよろしくないという話。道路の真ん中に切られることなく謎に立っている木もあります。実はそれらは切ろうとしたところ、度々災難が起きたために今も切られることなく残されているとも。デッキも木で作られているだけに、むやみやたらに叩きつけたり、へし折ったりということは避けたいところ。自分はトリックができずにブチ切れて板に当たったこと、実は一度もないのです。因果関係は定かではありませんが、致命的な怪我をしたことも一度もないのが僕の自慢でしょうか(攻め不足との説もあり)。
 おかげでそんなことを気にし始めた頃から、木をスポットに見立てて攻めることもはばかるようになったのが弊害でしょうか。歩道沿いに生えてる大きな木の根元なんか、たまにいいアール、ウォールっぽくなってたりするんだけど、違う意味で攻めれないっていうね。

─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)
 




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