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沸かせたもん勝ち
──BOX CART RACE

2022.11.18

 インターネットの閲覧履歴などの情報から、アルゴリズムというものが自分の好みでありそうなものを次から次へと提示してくる。たとえばYouTubeでは、スケートボード関連は言うまでもなく、パンクバンドの音源やライブ映像もちらほら。そうかと思えば少しHip-Hopについて調べたところ、またあの手この手でその世界へのお誘いが。他にも自己啓発的なものが上がってきたり、「おじさんが若い女性にモテるためには」なんてのも。大きなお世話だぜ、コノヤロウ!!! それらを視聴して過ごすのは無駄な時間だとわかっていながら、「教養のため」と都合良く言い聞かせ、今日もまた再生ボタンを押すのです。
 しかし突拍子もなくいきなりオススメされる動画もあります。それ系で最近見入ってしまったものに「ボックス・カートレース」を挙げておきます。海外では「ソープボックス・レース」とも言われるそうです。文字通り、カートでのレース競技なのですが、どうやら様子がおかしい。エンジンなどの動力は使わず、スタート地点に設置されたスロープを下る初速を頼りに、設置された障害物をクリアしながらゴールを目指します。ですがゴールまで辿りつかない参加者も多数。というのも各自お手製で作られたカートは言うまでもなく頑丈ではありません。さらにはレース競技ながら走行性能なんて二の次三の次、いかに見た目が面白く、参加チームのパフォーマンスで観客を盛り上げられるかという点が重視されているようです。なので障害物を越える度にボディはボッコボコのポンコツ車になるわ、バリケードに激突して運転手がスラムを喰らうわ、大破して走行不能になるわの連発に、見ている側は大爆笑。海外で始まったこの競技は度々日本でも開催され、先月は大阪でも行われたようです(知ってたら行きたかった…)。
 Red Bullがスポンサーとなり開かれるこの競技。ご存知、Red Bullといえば比較的新しいジャンルのスポーツ選手らを積極的にサポートしています。Red Bullのサポートを受ける選手といえば「各界の超一流」という印象。スケートボード界でも、ビッグコンテストでの好成績はもちろん、フルパート制作など個々の活動からも目が離せないようなスケーターが契約しています。そんなRed Bullが一方ではバカに全力を振り切ったイベントを見せてくれる。楽しむことを目的に、参加者も全力。そんな「ギャップ萌え」にやられ、動画を観た後は自然な流れでプシュッと1本、翼を授かる。まんまとその販売戦略にハマってしまうのでした。
 まるでスケートボードの話題などないような今回のYo! Chuiとなってしまいました。しかし日々嬉しく思うのは、コロナも収束に向かいつつあり、規模の大小を問わずさまざまなイベントやコンテストがまた開催されるようになってきたってこと。しばらく会うことのできなかった仲間とも会う機会も増えました。そんな昨今に開かれたファンコンテストにも足を運ぶ機会があったので、次のYo! Chuiはちょっと触れてみようかな…たぶん。チャーオ!

─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 

https://www.youtube.com/watch?v=0EP2U-YmgeE



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