VOL. 032
今週はいきなり名作中の名作『Public Domain』を紹介します。1988年にPowell Peraltaからリリースされた作品で、『Animal Chin』、『Ban This』と並ぶ最高作品。当時スケートを始めて2年目くらいの自分は、本当にテープが擦切れるほど見ました。未だにこの作品からは影響受けまくりです。まずタイトルの『Public Domain』ってのがかっこ良すぎです。そして1番大好きなパートはスティーブ・サイズ、レイ・バービー、チェット・トーマスたちがストリートを1日撮り(に見せた数日撮り)で鬼流ししまくるモノクロのパート。もう選曲もハマりすぎで大興奮です。車輪止めを同時にオーリー越えしたり、レイ・バービーのフェイキーBsボンレスのラインとかコーンプライとか感無量。スティーブ・サイズのクレイルの反りっぷりとかもハンパないから! おっとすみません、オレとしたことが興奮しすぎました。そしてそしてマイク・ヴァレリーのパート。いきなり家前のハンドレールを攻めるのには今でも憧れます。そしてこのパートでかなり印象強く、今でも語り草になっている墓場を走り抜けるシーンなど今のスケート作品では絶対に見られないような構成に感心してしまします。ニューヨークでの最初のライン中でのミスを自然とカバーして滑りつづけるさまは違和感なく自然体スキルフルで感動すら覚えます。そしてこの時代のハンマートリック野郎のフランキー・ヒルの突っ込みっぷりもヤバイですね。いやー、しかしここで『Public Domain』を紹介するには文字数が少な過ぎる!! ってそんなくらいな名作です。
words by Yuh Yanagimachi
Powell Peralta 『Public Domain』
価格:¥3,885
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