KYLE WALKER PRO 2

パンデミックの舞台裏
──BEHIND THE VIRUS

2020.04.17

 連日連夜、新型コロナウイルスについての話題がない日はありません。昨年末の「中国でウイルスが蔓延し始めた」というニュースから3ヵ月あまり。誰がここまで世界を混乱に陥れるものになると考えたでしょうか。スケートパークやショップも休業を余儀なくされたりと悶々とした日々が続きます。月並みですが、事態の一刻も早い収束を願うのみ。
 さて、未曾有の混乱の渦中にある現在。マスク、手洗い、うがいと普段以上に気を使い各自、感染への対策をとっていることでしょう。街行く人やお店の従業員のほとんどがマスクをつけているのを見て「みんなものすごく徹底しているんだな」と感染…違う、感心してしまいます。一方で、世の中に混乱が起こったときには必ずや一定数、デマやフェイクニュースも蔓延してしまうもの。今回のコロナ騒動でもそうですが、出自のわからない内容で人の恐怖心を煽るようなSNS投稿が至るところで見られます。思えば9年前の3.11のときもそうでした。当時ツイッターから流れてくる情報といえば有益な情報もある一方、甚だ信憑性に欠ける情報も目立ちました。やれ各地で強盗や強姦が多発し治安が悪くなるだ、放射能の雨が降るといった情報が共有され、当時の日常生活、そしてその先への不安を悪戯に煽る日々が続きました。他人からの情報を親切心から自分の周りにもシェアしようとした人が多くいるのももちろん事実。しかし安易な情報発信も氾濫するとまるで価値や意味がなくなってしまう。まさに今もそんな状況下にあり、もはや何を信じればいいのかわからなくなりつつあります。不確かな情報の拡散や政権批判のSNS投稿にはなんだかもううんざり。しかも識者とかタレントとかのスクショで(笑)。批判するならせめて自分の声でお願いします! さらには何につけても自粛ムードも広がり、「ハウス!」を強要されているかのよう。世の中への忖度からスケートや遊びに出かけるのもコソコソといったようで…「みんなで苦しもう的な笑」とはホリエモンが上手く言い表しているように思います。こんな時代こそ情報を鵜呑みにすることなくしっかりと精査し、自己責任のもとよく考え行動していきたいところ。
 と、ここで明るいニュースを。今月に入りあのブタゴリラ(宮内拓也)が愛媛県にBG Skateshop、ハカセ(小林俊太)が長野県にcanola skateshopをめでたくオープン! そして今週末は富山県にも、新横や池袋を拠点としていたハラッパ(原 誠)によるスケートライクな家具・雑貨店MCR Storeもオープンとのこと。僕と同年代でもある彼らのアクションに大きなエールを送りたいところ。経済が混迷している中でのオープンは、きっと裏を返せば後は上がっていくのみ。各エリアに新たなスケートヴァイブスを蔓延させる発生源として感染させることを願っております。

─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)




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