VANS - SKATE CLASSICS ANDREW REYNOLDS COLLECTION

ワックス塗りすぎ魔
──WAX DOWN

2021.11.19

 ボックスや縁石は感触の楽しいゴリゴリのものもいいですが、ワックスがよく馴染んだスムースな方が自分は好きです。スライドもグラインドも力をかけずにストレスなく流れてくれるものが最高。いつ滑りに行ってもそんな状態のセクションが稀にあるものです。それは素材の特性もあるでしょうが、それらを常日頃育て上げるワックス職人やそこでスキルを磨く人の多さを感じてしまいます。
 スムースなそれらを嫌うスケーターを聞いたことはありませんが、その加減も人それぞれで、そこそこ滑ればいい派もいれば「これでもか!」と言わんばかりに塗りたくる派もいるわけです。それが仲間内で空き地や公園なんかにお手製ボックスを勝手に設置したような場所であれば気を使うことなくワックスアップできました。しかしパークで滑るのが正義となりつつある現在、不特定多数と共有するボックスに自分の好みでワックスを塗るのはすこし気まずいもの。そこで「ありがとー」なんて言ってもらえると救われた気分になったりもします(笑)。
 さて最近、パークでワックスによる揉めごとが発生したみたいです。「もっと塗ってスムースにしようぜ vs いやいや危なすぎっしょー」というバトル。聞くところ特に滑りの悪いところでもない箇所に執拗にワックスを塗り込んだことで揉めてしまったのだとか。「たかがワックス、揉めごとにするんじゃなくて穏便にいこーぜ」とは僕の思うところなのですが、執拗なワックス攻めは時にひんしゅくを買うことにも繋がりかねないということをお忘れなく。K沢ローカルの某友達から、「このことについて書いてくれねーかな?」なんてリクエストがきたので記事にしてみた次第。曰く「滑りにくいのを滑らせるのもひとつのスキルあるYo!」と。
 うーん、確かに確かに。思えばその昔に滑っていたスポットにあったレッジ、あえてワックス塗っていないところで無理やりグラインドさせるって遊びもやったものです。押してダメならもっと押せ精神。そこで覚えた遊びは今も生きているのか、割と得意なトリックは滑りづらい場所でも意地で押して滑らせては人知れず満足してたりする今日この頃。とはいえ程々にが前提で、最初にお伝えした通り、縁石はバタースムースであるに越したことはないってのが自分の意見す。

─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 




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