
そんな女子限定感のあるポニーテールですが、アメリカのとある社会学者の見解によると、この髪型を男性がする場合、それはある種の社会規範への抵抗や逸脱という意味合いをもつ、ひとつのカウンターカルチャーの体現者というイメージが伴われるらしいです。もっと簡単に言うと、ポニーテールの男性というのはヒッピーや芸術家などと言った、いわゆる「自由人」というやつに分類されて、周りからそうゆう目(負の先入観)で見られるということらしいです。言うなればスポーツ万能でムキムキボディのタフガイ野郎の対極にいる輩みたいなものでしょうか。
で、何で今回ポニーテール? となるわけですが、みなさんもすでにご存知のように、以前はAlien Workshopのシスターカンパニーとして数々の名作を世に送り出してきたHabitat Skateboardsがこの度、Foundation Super Co.やToy Machine Skateboardsなどを運営するスケート界の老舗、Tum Yeto傘下でその活動を継続することになりました。やはりしっかりとした世界観をそのスケートスタイルに反映させているカンパニーはいつの時代も魅力的です。そんなHabitatのことを考えるとき、設立当時から長髪をポニーテールにしているライダーが印象に残るカンパニーであるとずいぶん前から感じています。実際チームライダーの総数で言うとそこまで多くはないのですが、オリジナルメンバーのフレッド・ガルのそれの印象が強すぎるのか、もはや固定観念化されています。実際何年か前に、あるHabitatのライダー(今は在籍していない)のインタビューを何かの雑誌で読んだとき、ポニーテールとHabitatを掛けた造語の「HABI-TAIL」って言葉を用いたやりとりがあったのを憶えています。
何はともあれ、短髪もいいけど長髪もいいねってことで、HABI-TAILSの上質なスケートをいま一度お楽しみあれ。
「ポニーテールだからって甘く見られるなよ!」by トミー・リー・ジョーンズa.k.a缶コーヒーのボス。
--TH (Fat Bros)