Nike SB dojo | スケートパーク

すべてのスケート馬鹿へ
──趣味:スケートボード

2019.05.17

 人に趣味を聞かれたり、履歴書の自己紹介欄に書くときに「趣味はスケートボード」と答えるのに違和感を覚えます。このYo! Chuiに目を通してくれている方の多くもきっとそうでしょう。それは「スケートボードが趣味の範囲を超えちゃってる」ってこと。もちろん趣味に明確な境界線があるわけではありません。長年続けてきて、多大な時間や莫大なお金をかけ、それ以上だと思える経験をしたため、単なる“趣味”という言葉で片付けられたくないということ。中には勤務先で「趣味は読書です」と根暗なキャラを演じたり、手先の怪我がご法度な美容師なんかにゃスケーターであることを隠し通している人もいるようです(笑)。
 それはさておき、スケートボードを通して他のさまざまなカルチャーに巡り会えるのも大きな魅力。周りの仲間を見ても、スケートから受けた影響でまた他の物事に没頭するスケーターが実に多いこと。音楽を作ったり絵を描いたり、カメラを手に写真や映像作りに励んだり。スケートボードを手にした僕らスケーターってのは、のめり込んでいるヤツほど物事の楽しみ方、追及するやり方を体得していると思えるのです。これまた多くのスケーターから聞かれるのが「やってることは違うけど、楽しみ方の感覚はスケートに近いものがある」ということ。試行錯誤を重ねてその先を追い求める地道な作業ってのはスケート以外のことをするにあたっても活きてくるスキル。なので僕が毎週頭を抱えながら(!!)なんとか書いているこのYo! Chuiや平日の仕事だって、不器用ながらもスケートを追求するのと同じようなスタンスで臨むことができているワケです。学生の就活の面接で必ず聞かれるのは「学生時代に打ち込んだことは?」という質問。スケーターなら、この質問に迷うことなくしっかりと答えられることでしょう。
 冒頭に戻りますが、自分にとってのスケートボードとは「趣味を超えてしまっている」存在。ここであえて最近の自分の趣味を書くとすれば、それは「タコライス作り」になるのかな。少しずつ作り方を変えて、より納得のいくモノにしていく作業はやはり自分のスケートを追求するのに近いものを感じます。スケートボードが趣味の範囲を超えちゃってるスケート馬鹿のみなさん、あなたの“趣味”はなんですか?

─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 

  • BRIXTON
  • STANCE