VANS - Jackson Pilz Sk8-Hi Pro

歩くファブリーズ
──ムードチェンジャー

2021.05.14

 「アイツが来て滑り始めた途端に空気が変わったなー」。その昔、地元のパークにハングアウトしに来た仲間が放った言葉です。「空気が変わった」とはおっかないパイセンが来てピリッとしたとか、イケてないヤツが来て場の雰囲気を濁すような感じではなく、もちろん褒め言葉。その仲間にそう言わしめたスケーターこそ、後に全国的にその名を知られることとなる我如古 亘。メキメキとスキルを磨き、誰の手にも負えないようなスケートで周りを圧倒する(もちろん板から下りるとナイスガイ)姿を見てそう思ったそうです。
 ごく稀ではありますが、いい意味でその場の空気を変えるナイスなスケーターに遭遇することがあります。先週末に田町でスケートしていたときのこと。クローズまで残り30分しかない夕方5時半ころに登場したのは星野大喜。なにやら仲間とストリートでの撮影を終えてやって来たようであります。普通ストリート撮影ともなればなおさら気も張るためか疲れやすいものですが、さすがは10代の有り余るエナジーを田町のスケートエリアでも存分に発揮しておられました。完全にスイッチの入ったような表情で、ハイレベルなトリックを連発(しかもラインで)。わずか30分で一体どれだけのトリックを残したのかわからないくらいでしたが、ひとつ言えるのはその場にいたスケーターのヴァイブスを自然に上げちゃったってことです。ゆえに誰の目にとってもMVP間違いなし。まったりと滑っていたはずの僕らを駆り立たせ、各々の出せるトリックでカマし合う…そんなグッドセッションに参加できたのは実にラッキーだと思えるほどでした。
 なおその日、佐々木真那もちょうど田町に居合わせており、大喜がグルグルとラインを組むその向こう側で玄人を唸らせるようなシブいマニュアルトリックを連発していたことも付け加えておきましょう。彼もまた、別の撮影でハンマーをゲットした後に立ち寄ったそうなのですが、「それにしても撮影後によくそこまで滑れるものだ」と感心。そんな両者のまとまった映像も遅かれ早かれ目にすることになるでしょう。こりゃあ、期待が高まりまっす〜!

─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 






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