ニューヨークが世界に誇るスケートショップSupremeが、いよいよ待望のフルレングスビデオ『CHERRY』をドロップするようですね。ティーザーが解禁されたものの、まだその詳細、具体的な日時などは明らかにされていないこの作品、これは今からかなり楽しみです。少々大げさな言い方かもしれませんが、彼らが1995年に発表した作品、『A Love Supreme』の世界観は、その後のスケートシーンのあるべき方向性を決定付けたものであると思います。とりわけ現在活発に動き出している同時多発的な世界規模でのスモールカンパニーの台頭は、今を遡るこ19年前、当時はまだ決してメジャーとは言えなかった東海岸のスケートシーンを牽引していたSupremeが世界に示した美意識がその原動力になっているのではないでしょうか。
そんな現在のSupremeを体現するスケートボーダー、それはスケートカンパニーFA(Fucking Awesome)を立ち上げ、自身のキャリアの集大成を試みる男、ジェイソン・ディル。そのスケートスタイルは言わずもがな、これまでもさまざまなメディアなどで自身の世界観や美意識、そしてスケートに対する愛情を、彼の脳内からでしか生まれてこないようなユニークかつ時に大胆な言葉で世界に向けて発信し、多くの人々を魅了し続けています。
そんなディルに今回、フランスのウェブマガジンLive Skateboard Mediaがインタビューを敢行。大変楽しめる内容で、中でも特に面白い質問がふたつありました。ひとつは「FAにテーマソングを用意するならどんな曲?」。もうひとつは「スケート史の中から誰でも、FAにピックアップしたいライダーは?」というもので、ディル氏が考えるテーマソングはスレイヤーの曲だそう。そしてふたつめの質問にノリノリで答えたディル氏がピックしたいライダーがこれまた失禁ものなので、今回彼らの映像をスレイヤーの名曲と併せて勝手にご紹介。
この大御所お三方に加え、ディルとAVE、そして有望な若きスケーターたち。想像するだけでも右手の震えが止まりません。
--TH (Fat Bros)