面白い、そしてためになりそうなYouTubeチャンネルを発見しました。「Why the Trick」というチャンネルです。しばらく前に堀米雄斗のダウンレールでのトリックをCGで再現した広告がインスタグラムに流れてきて「なんぞコレ…」と見覚えがあったのですが、こんなチャンネルが存在していただなんて。
このチャンネルの面白いところはズバリ、科学を用いてスケートボードのあれこれを紐解き、解説してくれているところ。「摩耗テールを数学的に分析 どのくらいポップが失われるのか」「動きながらスケートすると感覚が変わる科学的理由」「トレフリップで前足を使わないことを証明」…などなど、普段我々スケーターであれば頭では理解しているはずのさまざまな感覚を、CGやスーパースローの映像を駆使して科学的に解説してくれてます。また「ビーベルハイマーの原理」という耳にしたこともないような原理が実際にトリックとして活用されている例も紹介しています。動画だけでもそこそこの数がアップロードされているので自分はまだ一部しか観ていないのですが、どれも自分の中の感覚としてだけ持っていたくらいのスケートボードを科学や数値を用いて視覚化されているのは実に興味深い。
トリックのハウツーって現代ではYouTubeやSNS、昔はビデオや雑誌の解説、もしくはできる人に直接教えてもらうってのが普通のはず。でもトリックを繰り出すのが人間である以上、その説明の仕方や感覚の伝え方って十人十色で、言われた通りにやって上手く行くこともあれば、まるで思うように身体が動かせないなんてことも多々あるはず。そこんとこ自分なかなかサイテーで、「あと200回ぐらいやったら乗れるはずよー!」とか半分冗談、半分本気で言ったりします。それは置いておき、科学やCGなんてものを使ったハウツー動画や実証動画なんてのはこれまでに観たことがない…聞こえ方が軽くなる気がして恐縮ではありますが、なんつーか、NBD。
どうやらYouTubeチャンネルでの動画アップのみならず、同ウェブサイトでは登録カスタマーが上達できるためのさまざまな機能が設けられている様子。なおこれらの運営の当事者なのかどうか、面識がないためわからないのですが、実際の映像に登場するスケーターも実際にかなり上手なスケーターっていう説得力付き。べべべ勉強させて頂きます!
—Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)










