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トミソウ先生の十八番
──FS BLUNTSLIDE

2024.11.15

 時間とともに得意なトリックも変わっていくものなのだろうか? わし個人の感覚で言わせてもらうと、答えはイェス。かつては目を瞑っても外さず、縦コーンとは言わずともヤジ板なんかは自称キレッキレで飛び越え、目ぼしい階段があれば好んでトライしていたはずのキックフリップ。今や成長の階段を降り気味で組コーンを飛ぶのでやっとこさ。レッジトリックだとKグラインド(バックサイドオンリー)。トラックはグラインド痕で深くエグれ、丸レールにフルプッシュで突っ込めてたはずなのに、このところどうもパッとしねぇっす。
 代わりにここしばらくの間で完全なる得意トリックに昇格したのがFsブラントスライド。「ブラントのコツは、板を直角に立てるぐらいの気持ちでかけにいくことらしいよ!」って友達に教わってから、わりとすんなり習得した記憶があります。このトリックのイイところはレッジでやる場合だとパワースライドの感覚も楽しめるところでしょうか。上半身を進行方向によじるトリックは、スケーター的視点にセクシーに映ります。アウトする瞬間に引っこ抜くような感覚もたまりません。また若手はともかく、中年ボーイズにはそれを武器にする使い手もそう多くない、市場的にはちょっとしたブルーオーシャンなのも僕にとってはラッキー。もう何年もスケボーやってるのに、いまだ恐怖心を伴う基礎トリックは山ほどあるのですが、これは平均85点以上のクオリティでできてしまう。たまたま自分の肌に合ったトリックなのでしょう、もともと得意意識はあったのですが、失っていくものもある中でこれは年々磨きがかかっているというか。好きなトリックにして得意でもあるトリック現在暫定1位。だからとてインスタなんかで連発しすぎると「まーたこれかよ」ってなるんで、ほどほどにしてますが(自意識過剰)。
 Fsブラントスライドの難しいのはなんと言っても途中抜け。こればっかりは毎度手こずらされて頭が痛いっす。アールでやるのはかなり至難の業で、途中抜けの動きにプラスしてアール面に飛び込んでアウトするんだから、レッジとアール両方において高度なスキルが求められます…やったことないすけど。両方のスキルを武器に各地をデストロイしているトミソウ先生が、その辺は何事もないかのようにサラッと流したりするんでYo! Chuiオネガイシャス。最近地元である北海道を出て茨城に潜伏中の彼、毎日のようにアクシスのパークで無双しているらしいので、特に関東圏の方は一度生で見ることをオススメいたします。

—Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 



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