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そうだ、排除しよう
──キャンセルカルチャー

2020.07.14

 ここ最近、「キャンセルカルチャー」が話題になっているようです。要はやっちゃった系の発言や行動、過去のSNSの投稿などを掘り返して徹底的にバッシングする風潮。「あいつはこんなことを言った/やった」→「不謹慎だ」→「排除しよう」という流れ。簡単に言うと炎上のようなものなのですが、これに遭うとキャリアが終わることも。
 有名な例を挙げると、海の向こう側では性的虐待の疑惑が取り沙汰されたR・ケリーやケヴィン・スペイシー。さらには性的人身売買の罪で告発された大富豪のジェフリー・エプスタイン(獄中で死亡)。この人たちは自業自得で救いのない類。国内だと口を滑らせた岡村隆史や恫喝メッセージを送った木下優樹菜、多目的トイレの使い方を勘違いしていたアンジャッシュ渡部。一時はもてはやされ人気の絶頂だった人が手のひらを返したように地獄の底に突き落とされる。いやはや恐ろしい。
 そんなケースがスケートコミュニティでも起きております。'80年代の某プロスケーターが1995年にバイク誌のインタビューでレイシスト発言をしたと当時の記事を掘り返されて炎上し、スポンサーをすべて切られた例も。これに関して本人は当時のジョークであり心からの言葉ではないと弁解しています。その真偽はさておき、前後の文脈や時代背景を無視して糾弾するのもキャンセルカルチャーの特徴のようです。さらに最近ではNワードの使用がちょっとした騒動に発展したことも。またはDVを働いたり、性病を故意に女性にうつしたり、不謹慎な動画をインスタグラムに投稿したとしてスポンサーを失ったプロスケーターもいるほど(敢えて名前は伏せさていただきます)。
 昨今はYouTuberとしての活動をスタートさせるスケーターも増えています。SNSを通して誰でも自由に発信できる時代でもあります。自粛警察も巷にあふれています。「スケートコミュニティは安全!」と高をくくらず、数年後に発言や行動を掘り返されてキャリアを「キャンセル」されないように気をつけないと…と思う今日この頃です。

--MK

 




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