都会のオアシス。渋谷のスペイン坂の上にある単館、シネマライズのこと。振り返ればここにはいろいろとお世話になっています。『トレインスポッティング』、『リリィ・シュシュのすべて』、『π』、『ロスト・イン・トランスレーション』などなど、リストアップし始めたらキリがないほどイカした映画を見させてもらっています。聞くところによると、外国人の老夫婦が個人経営しているとか。夢があるというか、センスありすぎというか、セレクトしている映画の質が高くてビックリです。シネマライズがなくなったらどうすんだよ日本の映画マーケット! な感じです。
先日も、シネマライズならではのグレートチョイスな映画を観てきました。そうです、我らがスケートボーダーにとってのグランドゼロ。ボーンズ・ブリゲードのドキュメンタリー映画『Bones Brigade:AN AUTOBIOGRAPHY』。映画を通して、あらためて彼らの偉大さと、リアルなスケートヒストリーの軌跡を学ぶことができました。いま僕らがこうしてスケートボードを楽しめているのも、多くの人達がスケート関連の仕事に携われているのも、最高のライフスタイルを送れていると胸を張って言えるも、ボーンズ・ブリゲードをはじめとした先人たちが、その道を開拓し道標を示してくれたからなんだと。
そんな今作は、シネマライズに続き順次限られた映画館で公開されるとのことですが、シネマライズでは今月の21日までしか公開されていないようです。泣いても笑っても、あと5日。
--KE
[FILE] The Sundance Film Festival Diaries