Nike SB dojo | スケートパーク

100%スケートボーダー永眠
──REST IN PEACE

2019.03.18

 世界中のスケートコミュニティを揺るがす訃報。3月14日にThrasherの編集長、ジェイク・フェルプスが他界しました。享年56歳。死因は不明。
 Thrasherに入社したのは商品の発送係として。’93年には気に入らないページをすべて破り捨てた同誌を当時の編集長であるケビン・J・サッチャーに「ほらよ」と手渡し、「それならオマエがやってみろ」と言われて編集長に就任。ジェイクは現場主義を貫いてきたスケートコミュニティのスポークスマン。生ぬるい中途半端な姿勢を嫌い、オブラートで包むことなく発言し続けてきた人。過激な言動で敬遠されることもしばしば。でもどこかコミカルで愛されキャラ。
 ’13年に取材したときにジェイクの洗礼を受けたのは今でも忘れられません。話の取っ掛かりとして「Thrasherで働き始めたのはいつか覚えていますか?」と聞いたところ、帰ってきた答えがこれ。「覚えていますかだと? ふざけるな。覚えているに決まってるだろう。1989年6月28日だ」。そして、スケート史におけるさまざまな出来事が起きた日にちをマシンガンのように羅列。自身の経歴だけでなく、スケートの歴史そのものがインプットされていることに驚愕したのを今でも鮮明に覚えています。そして最後に握手をすると、「そんな弱い握手は握手じゃねぇ」と。今となればそれもいい思い出。
 「スケーターのあるべき姿をオマエが体現するんだ」とはThrasherのファウンダーである故ファウスト・ヴィテロがジェイクに贈った言葉。その言葉通り、26年間も編集長として人生をスケートに捧げてきました。ジェイク・フェルプスのようなスケーターがいたからこそ、スケートのパンクで反体制な側面が守られてきたような気がしてなりません。
 TWSの廃刊に続き、Thrasher編集長の逝去。スケートメディアの二大巨頭にまつわる悲報にひとつの時代の終わりを感じざるを得ません。追悼の意を込めて、ジェイクの雄姿をご覧ください。献杯。

--MK

 

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