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 ついにスケート漫画『SK8R’S』を読む機会に恵まれた。発売したとき…
──『SK8R’S』

2014.06.26

 ついにスケート漫画『SK8R’S』を読む機会に恵まれた。発売したとき、日本にいる多くのスケーターの友達がソーシャルメディアにアップしていたため知ってたが、アメリカにいたため買えずにいた。
 でも、メインストリームに人気がありすぎて、逆にアンダーグラウンドの方に憧れのあるアメリカのスケート業界だと、このような漫画を作ってメインストリームにアピールすることはダサイと思われるかもしれない。しかし、そう思っているアメリカのスケーターは、日本のシーンを分かっていないと思う。
 オレが日本のスケート業界で働いた短い時間で分かったのは「シーンが熱いのに業界が小さい」ということ。スケートだけで食っていける人はほとんどいない。アスリートのように頑張って練習したり身体を酷使したりするが、スポンサーが潤沢にお金を用意してくれるということはない。確かにお金じゃなく自分のためにアンダーグラウンドでやり続けるスケーターはいると思う。これはこれで、もちろんかっこいい。
 だが、日本のスケートシーンはもっと一般人にアピールしていかないと、日本のブランドだけでなく、日本のスケートボーディング自体が潰れてしまうんじゃないかと思うことがある。では「どうやって一般人にかっこよくアピールすればいいか」ということを、日本のスケートシーンが分かってないアメリカ人は聞くかもしれない。
 その打開策のひとつが 『SK8R’S』のようなスケート漫画だとオレは思う。確かに漫画と日本人には昔から深い繋がりがあり、『スラムダンク』のようにブームを引き起こす力がある。漫画がきっかけでスケートが広まる可能性はあると思う。
 オレは 『SK8R’S』を読んで、本当に面白く、トリックの解説やスケートの歴史などの情報の多い漫画だと思った。スケート初心者向けの漫画だが、上級者が読んでも面白いと思う。言うまでもないが、一般人にもスケートへの興味を持ってもらうためにこの漫画を描き、教育という意味で若手スケーターを育て、スケートのことをアピールしていかない限りスケートシーンは大きくならない。オレはアメリカで育ったが、上で述べたことをダサイとは思わない。むしろ大賛成なのだ。『SK8R’S』の続きを読むのが楽しみでならない。Support skateboarding.

--Nino


トジツキハジメ著の漫画『SK8R’S』は月刊!スピリッツで連載中。

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