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アラフォー世代突入
──スラッピーおじさん

2022.10.28

 先週誕生日を迎えた自分は35歳になりました。35歳…四捨五入で40と考えるとアラフォー世代に足を踏み入れたことになります。25歳になった頃、「アラサー突入か、まだまだこれからだぜっ☆」って思っていたら、いつの間に10年が経ってしまっていた…。「まだまだこれからだぜっ☆」ってな気力は変わらず持ち合わせているつもりですが、そうウカウカもしていられない、もういい歳。毎年の誕生日も朗報から「老報」へと変わりつつあるぜっ☆。
 幸か不幸かスケートボードに対するモチベーションは減るどころか増していく一方。かつてと比べるとスケートする時間はやや減ってしまいましたが、気が向き次第あっちにフラフラこっちにフラフラ。行く先々で仲間とワッツアップすることもあれば、初めましての人も多くいます。以前から言われることが多いのが「あのスラッピーの映像の人だよね!?」と。それは僕と砂川元気による、スラッピー特化型ダブルパート『Slappy Life』のことであります。
 映像を作るきっかけとなったのは故・大瀧ひろし氏から元気へのお誘いでした。当時リリースしたてだったiPhone5だか6だかのプロモーションで、進化したカメラや撮影・編集機能を使ってショートクリップを制作し、それをイベントでお披露目するというものでした。当時はスラッピーが再流行、ちょうど僕も家の近所の公園内にお手頃なカーブを見つけたこともあり、そこに通い詰めて映像を作ることに。しかし「オーリーをしない」というスラッピーの特性上、繰り出せるトリックも大幅に限られてくるわけです。そこをなんとか、新しいトリックの習得に打ち込んだり、ない知恵を絞っては思いつく限りのネタをiPhoneで収録していきました。それを当時まだ活発であったSketchy Lifeクルーのミニ企画的な感じで『Slappy Life』というタイトルを付け、お披露目するに至りました。
 それもかれこれ7年前の出来事。とっくに忘れ去られてもおかしくないですが、僕が思っている以上に反響があったということでしょうか。僕は今だに「スラッピーの人」って声をかけられることがあるのです。うれしく思う反面、最近はやや複雑な気持ちになってしまいます。なぜなら今の自分はそこまでスラッピーの人ではないのだから(笑)。もちろんスラッピー自体は大好きですが、わざわざスラッピーだけするためにスポットへ行くなんてことはなくなってしまいました。またテク路線に走りがちな風潮にもトゥーマッチを感じ、もはや深追いすることもせず、今ではたまに当て込んでその感触を楽しむぐらいの距離感になったというか…。
 あれはまんまと当時のブームに乗せられただけだったのだろうか。しかし海外では街中でスラッピーコンテストがゲリラ的に開催され、その映像を観ては「シンプルにスラッピーだけでこんな楽しめるのか!!!」と衝撃を受けたものです。それに触発され狂ったようにスラッピートリックを磨き、そのコンテストが行われていたSFのDMV(自動車教習所)へ聖地巡礼したのもいい思い出。「将来はスラッピーおじさんになる!」とか言っていたくらいでしたが、今はまったくそう思わなくなったという、なんともビミョーなお話でした。アラフォー世代に突入した今思うのは「フリップバックテールがあったり前にできるおじさんになる」「未知のトリックを掘り当てる」です。まだまだこれからだぜっ☆

─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 






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