先日オンライン上にて公開されたジェームス・キャップスのフルパートはご覧になられたでしょうか? アマのシングルパートでここまでヴァイブスが上がったのは久々。数年前にPick Upパートで登場したときよりも、格別に腕を上げたことは一目瞭然です。てか、ジェームス・キャップスって誰? なんて勉強不足のスケーターもいるかもしれませんので、クイックにご紹介。
その名前の通り実家は帽子屋でというのは冗談ですが、オレゴン州出身で現在はSF在住の独身。香港、台北、上海、東京など、主にアジア圏を放浪する旅人であります。元々はWestern Editionのライダーとしてデビューしており、紆余曲折しながら現在はenjoiのフロウライダーとして活動中(なはず)。
そんなキャップスの渾身のフルパートは、8月1日にリリースを控えた香港発のアパレルブランド、Know1edgeのフルレングス作品『Seek Know1edge』より。一足先にお披露目スタイルで、先日Thrasherのウェブサイトにて公開されたということです。イカしたトリックセレクションに、目を引く極上スケートスポット、そしてなによりもクオリティの高いバックサイド系の動きが最高でした。挨拶代わりに、とはよく耳にしますが、ジェームス・キャップスの存在を世に知らしめた最強の名刺となったのではないでしょうか。
オレゴンの片田舎から出てきた知る人ぞ知るスケーター(青年)が、ワールドワイドな知名度を誇るスケーター(男)へと一晩にして変身を遂げた、ある意味アメリカンドリーム(?)的な出来事だったと言っても大袈裟ではなさそうです。キャップス本人のたゆまぬ努力とモチベーションの高さが大前提ではありますが、今回のフルパートのオンライン公開を機に各方面からフックアップされて、ビッグネームへと変貌を遂げることは想像に難くありません。
余談ではありますが、旅先でクールなトリックをメイクすると同時に美女もメイクするという、甘いマスクをいかしたセレブラインが十八番だとか。一本!
--KE