Nike SB dojo | スケートパーク

オレは芸人じゃねぇ
──異分子

2019.07.25

 吉●興業の内紛がお茶の間を騒がせている今日このごろ。とあることを思い出してしまいました。それは以前近所で「TMさんってお笑い芸人をしてるみたいだよ」っていう根も葉もない噂が広まっていたということ。誰がどのような意図でこんな噂を広げたか知りませんが、最近では「あそこの家の人はミュージシャンらしい…」に変化していました。「平日に私服でウロウロしている人」=「堅気の仕事じゃない」ってことなんでしょうけど、地域コミュニティにおける異分子に対するレッテル貼りを感じてモヤモヤ。まぁだからこそ日本は治安が良かったり地域の秩序が保たれていたりするんでしょうね。でも他人のことなんか緊急時以外放っておいてほしいっす。
 VHSMAGをチェックしているみなさんも大なり小なりこういう思いをしてきているのではないでしょうか。ストリートでのスケートや撮影時に突然怒鳴り込んでくるやつとかなんなの? 「お前に関係ないし迷惑もかけてないっちゅーの」。スケートボードがうるさいんだったらガタガタ台車を引いてる宅配便、けたたましい珍走団や電車内で電話してるやつにも怒鳴り込めって話なんですよ。
 個人的な考えですが、彼らにとって理解できないもの(異分子)は悪で排除しなければならないものなのかと。「年齢を重ねさまざまな経験を得てそれなりに尊敬される地位の自分たちが知らない若者の遊び(スケートボード)なんてきっとロクなもんじゃない」…という思考回路かもしれませんね。
 ただ、もうすぐ大きな転換期がやってきます。それは来年夏に行われるオリンピック。世界中の数十億人の人が目にするスポーツの祭典でスケートボードが披露されるのです。日本人が活躍したりメダルを獲得したりすればそりゃもう大変なことになります。彼らにとってスケートボードが未知のものから「日本にメダルや感動をもたらしたもの」に変化するかもしれないのです。いままでスケーターに怒鳴り込んでたおっさんがいきなり「オリンピック目指して頑張れ」と応援してくれるようになるかもしれません。
 ということで、オリンピックが日本のスケートボードにとってもプラスになるというハッピーな結論で今回のコラムを締めたいと思います。

--TM

 

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