STORE
VHSMAG · VHSMIX vol.31 by YUNGJINNN

POPULAR

ADIDAS SKATEBOARDING /// DIME ADI2000

2024.04.26

LEO TAKAYAMA INTERVIEW

2024.04.29

RYUSUKE NAKAGAWA / 中川龍介

2024.05.01

地下室のドア

2024.04.30

MIYASHITA SKATEPARK: LAZY SKATEBOARDING

2024.05.01

EPISODE 61: アレックス・リー・チャン

2024.04.30

KOTARO NAKANO / 中野虎太郎

2024.05.01

OCTOPUS-ARMY シブヤで会いたい

2024.05.02
  • XLARGE

SKATE SHOP VIDEO AWARDS 2023
SKATE SHOP VIDEO AWARDS 2022
Maite Adimatic Mid - adidas skateboarding

あのビデオの舞台裏
──WYY × OSAKA DAGGERS

2023.10.02

 少々前の話になりますが、今回は春先に公開されたWILDSIDE YOHJI YAMAMOTO X OSAKA DAGGERSのプロモビデオについて。こちらのブランドはさまざまなブランドやアーティストと協業するヨウジヤマモト系列のラインで、コラボレーターとして白羽の矢が立てられたのがOsaka Daggers。大阪・三角公園周りの映像作品の数々を手がけるハマジが映像ディレクターを務め、チョッパーが総監督。起用されたのは弓山真吾&外池ユマ。
 今回この作品を掘り返したのは、ご存知の通り都市部のストリートスケートの締め付けが以前にも増して厳しくなったから。ストリートで撮影するスケーターにとっては非常に大変な時代となりました。それはビデオパート撮影だけでなく、企業系の映像制作においても同じ。スケートコミュニティに参入する企業との仕事でたまにぶち当たるのが「ストリートでの撮影NG」という壁。ヨウジヤマモト系列という世界的なブランドならなおさら。コンプライアンスを優先しなければならないことは想像に難くありません。
 そこで今回のプロモビデオについて聞くと、路上でプッシュするだけで問題になる国内での撮影は相当大変だったとのこと。さまざまな制約があるなかで、ブランドはもちろんのこと、スケーターやそうでない人が観ても納得のいく映像作品を目指す必要があったと。トリックに執着するのではなく、スケートに精通していない人でも気持ちよく観られるようにスムースかつクリエイティブなスケーティングで知られるシンゴ&ユマを起用したのも正解。これはユニセックスで展開するブランドならではの人選。そして洋服だけでなくスケートの魅力を同時に伝え、アーバンな雰囲気を表現しながらも通行人に配慮し、道路交通法にひっかからないロケーション選びが求められたのだとか。クリアしなければならない要素が無数にあったようです。さらには相談役として友人の弁護士を巻き込み、緻密にプランニングした結果、ようやく今回のプロモビデオが完成。
 3分弱の映像ではありますが、上記を念頭に置いて改めて観ると、ストリートでの撮影の新たな発見があるかもしれません。本作の舞台裏の話はチョッパーのブログ(www.vhsmag.com/blog/chopper/wildside-yohji-yamamoto-x-osaka-daggers-2)でも詳しく綴られているので、そちらもチェック。

--MK

 

  • BRIXTON
  • MAGICAL MOSH MISFITS