VANS - SKATE HALF CAB BY ELIJAH BERLE COLLECTION

今日は今日とて
──ANDY

2022.07.01

 以前にも書いたことがありますが、自分は基本、使うギアのサイズや形状をあまり決めていないというか、その時々の気分次第で変えることが多いです。「弘法筆を選ばず」といきたいものですが、そうではないので自分が選んだギアに慣れるのに数ヵ月を要することもあります。その時間はストレスでもありますが、少しずつギアを手懐ける過程は面白くも感じられるわけです。そんなこんなで、自分の体格を考えると小さめのセッティングでまとめるのが理にかなっているのですが、また違った側面からのこだわりを加味したりと、決してそうでもない板に乗っていることの方が多いです。
 直近では標準的なサイズの板とトラック、しかしウィールが太めの58mmというやや怪しげなセッティングを乗り回しております。ひとつ前のウィールは擦り減って50mm、そこから一気に58mmへとサイズアップ。かつウィールバイトを避けるために厚さ8mmのライザーを噛ませているので車高は実質16mmほど高くなる計算です。たかが16mm、僕はそんな小さな数字に翻弄されたくはありません。とは言えやはり、ミリ単位で刻まれるスケートギアの世界。その16mmとやらはかなりのギャップのようで、普段外すことのないウォームアップ用トリックですらブレるし、フラットトリックの精度はことごとく落ちるしで、さぁ大変。しかしそれを手懐けるまでギアの新調はしないというのが自分のポリシーの厄介なところ。
 自分の板を飼い慣らすのに奮闘中のそんな先日、立ち寄ったスケートショップで新たなアイデアが。「そうだ、ライザーを変えよう」。これまで使ったことがなかったゴム製のショックパッドを試してみるという大義名分と「ライザーはノーカン!」という謎ルールを採用。かくしてそれまでの8mmのライザーを4mmのものへと交換することで車高を低くするのに成功したわけです。
 マイナーチェンジを経たその板でスケートしてみたわけですが、わずか数ミリ車高が低くなっただけなのに、やっぱりなんだか調子がいい。あと、Aceのトラックを使いつつ無秩序にもIndependentのライザーを噛ませるという俗に言う「Andy」的セッティングだったってのも、僕のスケートの調子を狂わせていた要因だったかなと、ひとつ反省(すっとぼけー)。

─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 




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