
もうすぐクリスマス。クリスマスといえばサンダース氏のチキンもいいけど、甘党はやはりケーキなのではないでしょうか。ケーキといえば千葉県某所にある、かわいらしい一軒家風のケーキ屋さん“青い鳥”は、中野スケーターでかわいらしいオッサンスケーターのYMRの親族が営む素敵なお店。お近くにお住まいの方はぜひ。
そんな洋菓子屋の話はさておき、青い鳥は英語でBlue Birdですが、今回はスケーターならこちらのBLVD。Boulvardの略称でカタカナにするとブルヴァード。フランス語がその語源だそうで、意味は“大通り”。つまりストリートをダイレクトに表す言葉。この単語をカンパニーのネーミングに掲げ、LAはロングビーチローカルのダニー・モントヤとロブ・ゴンザレスが発信するブランド。
ストリートスケートでイメージされる街でのライディングは、高層ビルが立ち並ぶ下、プッシュでスポットを夜な夜なヒットアンドアウェイしていく東海岸のスケーターがイメージされやすいかと思います。最近ではフランスや北欧のカンパニーのスタイルがそれに追随する形でその表現の場を街に見いだし、各々のハイカルチャーな活動に勤しんでいます。
対するアメリカ西海岸(言わずもがなストリートスケートの原点ですが)、とりわけ現在のLA近郊のスケーターにイメージされるのは、資金力のある大会社がそのオフィスを多く構えていることもあり、とりわけメジャーなイメージ。例えば"X Games”や“Street League”などの大規模なコンテストでの活躍や、Door to Doorのプライベートパークでのセッション、スクールヤードでのビッグトリックなど、いわゆる“路上”のそれとは少し隔たりを感じます。
その中で、伝統的とも言えるガキの遊び場の原点である路上、LAストリートにこだわりスケートを楽しむBLVDは、僕が愛して止まないスケーターが持つ多様性の素晴らしさを常夏の彼の地から量産してくれる数少ない少数精鋭部隊のひとつです。
そんなブルヴァードを要チェックしとくべきチェキ。
--TH (Fat Bros)