Nike SB dojo | スケートパーク

痛みなくして得るものなし
──ガテン系

2019.03.15

 いわゆる「ガテン系」と呼ばれる仕事に就いて2年半。言うほどの不満もなくダラダラと続けていた前職にサヨナラをし、今は汗水ダラダラで働いている。ガテン系の仕事はそれまで未経験、自分には縁のない世界だと思っていたが、人に誘われ「物は試し」ということで飛び込んでみたのである。何よりも大きかったのは、従業員10人にも満たない小さな会社が全員スケーターによって構成されており、歴代従業員含めみんな面識のある顔ぶれだったため最初からスンナリとその組織の中に入り込めたこと。スケートボード第一の生活を2、30年近く続けてきた人間しかいないような実に怪しい、いや由緒正しき会社なのである。単に若手がいないだけか(笑)。
 現場作業に事務作業、かたや育児で大忙しと言いつつも時間を見つけては怠ることなくコソ練に勤しむのは40代の会社社長。そんな社長が時に口にする言葉が実によく当たるので紹介したい。毎度ではないにせよ、ハードな現場に当たることもしばしばあるこの仕事。そんなハードな現場を懸命にこなした後の週末には調子のいいスケートができるというもの。それを意識して仕事に、そしてスケートに取り組んでみるとどうだろう、不思議と当たっているのである。仕事で身体がパッキパキになることもあるのだがそれがスケートに悪影響を及ぼすどころか、気持ちいい滑りができ、ニュートリックをゲットしたり撮影しても上手くいったりするのである。そんなスケートをした後に飲むビールは格段に美味く、週明けからやってくる仕事も頑張ろうと思えてくる。これがメリハリってやつだろうか。ここぞというような撮影がある時にこそ(もちろん撮影となれば毎回気合い入っちゃうけど)ハードな現場に出くわすのを内心望んでたりもするからもうどうしようもない。「なんか最近スケートが調子悪い、アガらない...」 そんな方にこそ試して頂きたい。まずは普段の学業や仕事、やるべきことなんかを懸命にこなしてみてはいかがだろうか。週末にいいスケートができるうえ、成績や周りからの評価もアップするかもしれません...信じるか信じないかはあなた次第。
 さてそんなエピソードを信じて(?)仕事に励む我々従業員。頑張った甲斐あり今後会社組織の仕組みが変わり、業務も拡大する流れに。待遇アップにも期待を寄せたいところだが、会社が一新する前に現時点での従業員として思うことを書いてみた次第。しかし何を隠そう、こんなこと書いてる自分は一番の下っ端である。お、お疲れ様でした〜!

─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 

  • VOLCOM
  • Almost Skateboards