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スケートトリップの出発点
──修学旅行

2024.05.31

 学生時代、学校は自分を縛りつける場所と考えていて、あまり好きではありませんでした。しかしむやみに反抗するタチでもなく、それなりに友達もいて、ごく普通の生徒であったかなと(多分)。そして修学旅行なんかは楽しかった記憶。上京してから知ったんですが、同じ学校・学年でも修学旅行の行き先やプランが選べたり、自由行動中にスケボーしたり居酒屋へと繰り出す連中もいたりと、実に十人十色ならぬ十校十色なスタイルがあるんですな。
 自分の中学、高校の修学旅行の行き先はどちらも東京でした。それまでも家族旅行や親戚の結婚式で東京に来たことはあったんですが、スケーターとしてデビューし、その目線で都内を歩いたのは中学の修学旅行が初めて。お台場でのわずかな自由行動ではクラスのスケート仲間と連れ立ち、ビデオや雑誌で見かける定番スポット、あのウッドデッキや上りレッジ、「スケートボード禁止」のパネルが取り付けられたマーブルレッジなど手当たり次第に見つけては大喜び。目の前にそびえ立つフジテレビや華やかな商業施設一帯より何より、それらが興奮しちゃう観光地なのでありました。たまたま見つけたスケートショップでは店員にいいカモだと思われたのか、Bones Bearingsのセラミック(当時で¥20,000ほど)をゴリ押しされたり。結局そこで買ったのは当時存在していたデッキカンパニー、Arcade Skateboardsのセールシャツ。あゝ、懐かしや。
 その後進学した東京の大学、多くの学生は卒業前に修学旅行ならぬ「卒業旅行」と呼ばれるものに出かけるようですが、自分に関してはそんなヴァイブスでもなく(ハブられてたかも)。そんな頃、同じ学校に在籍し現在は池袋のスケートショップ、Highsoxの某メガネ店長がサンフランシスコに留学していたこともあり、「スケートしにアメリカ行ってみよう、最初で最後メイビー!!」と彼を頼りにひとり修学旅行を決行したのです。やはりそこでも数々の名スポットが何よりの観光地であったのは言うまでもありません。想定外なことに、最初で最後であったはずの僕のスケート修学旅行、以降も数年おきに開催されてるってわけだ。次はいつ、どこへ行こうかと、時間と財布と相談してるんです。
 余談ですが高校の修学旅行。学年ほとんどの生徒が参加したわけですが、自分のクラスからは不参加者がひとり。生粋のヲタクメンであったソイツは修学旅行の裏側でひとりで兄貴を頼り、秋葉原の街をさんざん楽しんだそうな。メイド喫茶なんてのが世に登場したばかり、まだまだアニメ好きやヲタクがギコイ存在でしかなかった頃のお話。そんなヲタクのコハっちゃん、今も少女アニメを追っかけてるんだろうか…追っかけてるといいな!!
 

—Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 




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