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 「小さい頃何をしていたか」ということをよく思い出します。僕は友達の家…
──第3回:子供の頃の思考を熟考する

2013.03.21

 「小さい頃何をしていたか」ということをよく思い出します。僕は友達の家に行ってファミコンしてたり、ロクムシっていうドッヂボールが少し変形したようなボール遊び(懐かしいです)。ベタにドロケイもよくやりました。秘密基地ごっことか、宝探しなんかも。それから児童館にあったトランポリンは人気でいつも長蛇の列。並んでいなかったら一日中やっていたいものでした。
 しかし「やっていたこと」はよく思い出すけど、「そのとき頭の中で思っていたこと」って思い出さないような気がします。僕は子供の頃、兄の貯金箱から金を盗んでやろうと思ったら間違えて貯金箱を割ってしまいました。赤い郵便ポストの形をした貯金箱です。完全に真っ二つに割れた貯金箱を見ながら絶望しまくっていたのですが、割れた断面があまりにきれいだったので試しに断面が合うように割れた上半分をそっと乗っけてみました。するとどうでしょう、いささかギコイ感じですが、見た感じ元通りでした。このときの感情をなぜか僕はすごくはっきりと覚えているのです。それは「絶対にバレないぞこりゃ」ってことでした。割れた破片を上に乗っけただけなのでバレない訳はないのですが、その場を逃れたい一心からか、心の底からバレないと思ったことだけは確かでした。まあそのあと速攻でバレて兄に蹴られたりしたワケなんですが、僕がここで言いたいのは、子供の頃に考えていることとか感情とかってすんごいむちゃくちゃなのです。思い出せば思い出すほどむちゃくちゃで面白い。そこでっ! 小さい頃によく考えていたことランキングベスト3とか作成したらオモロそうなので、ちょっとやってみます。はいどーぞ。

第3位 透明人間になってみたい

 これは鉄板でしょう。男の子は基本これを考えたことあるんじゃないでしょうか? 僕の勝手な考えですが、こういうことを考えるのってだいたい男な気がします。目的はといいますと、やはり透明になって好きな女子のお風呂場とかをのぞきにいくワケです。のぞきというよりかは同席ですよね、風呂に。その時透明人間がお湯につかったらお湯はどういう状態になるんだろう…とかかなり無駄なことを心配していた気がします。もうひとつ無駄に心配していたことは、透明人間になれる時間です。基本中の基本ですが、透明人間の間は服を着ていません。これをしっかり把握しておかないと、タイムリミットが着た瞬間いきなり人前に裸をさらすことになりますから、これはかなり重要なポイントです。結構よくこんなこと考えていました。

第2位 起きている時と寝ている時の境目はどこだろう?

 これもしょっちゅう考えていましたね。なんか寝るときっていつの間にかに寝ちゃっているじゃないですか。その寝に入る瞬間ってのをなんか覚えときたい、というか認識したいという考えですね。「あー眠いなぁ~、寝るかぁ、あ、もうすぐ寝ちゃう、寝る寝る、睡眠くんがきたもうそこだ、ああぁ~   ッツーーーーーーzzz」。この最後のプツっとなるところをなんか認識したいんですよね。でもかなり手前でもうよくわかんなくなっているってのが常です。最近では手前どころか酔っぱらってしまって家に帰ってきている記憶さえないというのもしょっちゅうです。

第1位 空が飛びたい

 文句なしの1位です。下手すると毎日考えていたかもしれません。小学校の低学年の頃は本気すぎて、七夕の短冊に「空が飛びたい」と書いたことがありました。今だと結構そういうのってウケ狙ったりとかですが、その時の気持ちを思い出すとやはり超がつくほど本気でした。もしかしたらここに書けば神様が見てくれて、いきなり飛べたりするかもしれない…と。もしそうなった場合にはなぜかみんなには内緒にしようとか思っていました。謎です。飛び方のスタイルもやはり憧れはドラゴンボールのように気をつけの状態で首をクッと上げ前を見据えて超特急で飛んでいくのです。両手を前に出して飛んでいくスタイルはちょっとダサイなと思っていました。あまりの飛びたさにしょっちゅう空を飛ぶ夢も見ました。しかし夢の中では必ず平泳ぎの状態で飛ぶのです。しかも地面から1mくらいのところで必死に平泳ぎみたいにして浮くんですが、かなり体力を消耗してしまってすぐにへばってしまうのです。空を飛ぶ夢は子供の頃から数えきれないほど見ています。33歳になった今でもたまに見ることがあります。すごいのは経験を重ねるうちに夢の中で飛ぶのがうまくなったことです。平泳ぎスタイルは相変わらずなのですが、昔は1mそこそこだった高さも今では団地の屋上くらいまで行けますし、必死に上に上にと平泳ぎしていたのが今では横にも移動できるようになりました。かなりの成長です。このまま行けば還暦を迎える頃にはあの憧れのスタイル…気をつけの状態で新幹線くらいのスピードで飛んでいけるかもしれません。楽しみでしょうがないです。

 う~む…やはりベスト3ともなると結構ベタな感じになってしまいますね。ちとこのネタはまたよく思い出して、ベスト10から5くらいのマニアックかつぶっ飛んだやつをいずれ発表したいと思います。スマホもiPodも充電が切れてしまったときは、子供の頃「やっていたこと」じゃなくて「思っていたこと」ってのを思い返してみてはいかがでしょう? 結構面白いと思います。

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