スケートボードの醍醐味、板を持って目的地を決めずにプッシュ。路面の良し悪しを確認しながらマンホールにテールをヒットさせたり、ちょうどいいタイミングでお気に入りの曲がかかりだし、リリックを口ずさみながらパワスラを入れる。こうなったら止まらない、スポットに着くまでがワンダーランド。
冒頭がいきなり暴走気味ですが、スケーターはデフォルトで日常をクリエイトし楽しくすることができる。そんなスケーターたちで海外なんて行ったら楽しいに決まってる。
夏の初めに「暑い時は行きたくない」と散々話していた某マネージャーを筆頭に王子様こと奥野健也と貴公子こと山崎祥太が台北にやってきた。空港で合流し、ホテルへ着くまでの道のりも、知らない街を見ながら誰かが「いま、ハバがあったよ!」、「ステアだ!」など、そのたびにタクシードライバーが勘ぐる。きっと見えないモノが日本人には見えているんだろうと思ったはずだ。
撮影もいくつかのバージンスポットも交え、マーブルスポットらが功を奏し順調に進んだ(後に台北を訪れたガイ・マリアーノをも苦しませることになったのは誰にも言えないここだけの話)。
夏の匂いがする、あの映像をみなさん今一度どうぞ。
--HALTAC