VANS - ROWAN PRO

 営業という仕事柄、連休を取り、数日間かけて“旅”に行く機会をなかなか…
──一枚の写真

2012.11.04

 営業という仕事柄、連休を取り、数日間かけて“旅”に行く機会をなかなか作ることができない。「そのうち行きたい!」なんてあいまいに思っているとすぐに月日が経ってしまい、何も実行できずに1年くらいはあっと言う間に過ぎてしまう。
 そして旅に出るならやはり海外に行きたいし、はたまた最近の“SLIDERツアー”のような国内取材の旅でも、気の合う仲間と行く旅は仕事でも遊びでも格別なんだなと思う。
 旅の面白さはみんなそれぞれだけれども、やはりその時に、その場所や時間をそこにいる人たちと共有することや、行く先々での出会いや出来事が楽しみである。もちろん夜のお楽しみ的なネタもオトコの話題として必要不可欠だし、ここしか考えていない時も…ある。

 過去に行った旅の思い出として、1枚の写真が最近出てきた。数年前に福島へサーフトリップに行った時の写真だ。今なお、放射能汚染で大きなダメージを抱えているのに福島の海の色は当時も今も変わらないブルーなんだけど、中身が違う。次いつ入れるかわからない海になってしまった。当時はそのコンディションの良さから多くの大会が開催され、たくさんのビジターが来訪し、その波を堪能しつつローカルはその場所を大事に守ってきた。とにかく、綺麗なブルー・ブルー・ブルー! な海だった。夜のメシ、酒、昼寝、サーフィンの合間のスケート、日本にいながら海外トリップに負けないくらいの最高な時間を過ごすことができた。

 そんな綺麗なころの福島の海の写真が出てきた。写真って過去を回顧しながらも記録や思い出として残るものであり、大切なものだと改めて思う。そういう写真って普段はタンスやアルバムにしまいっ放し。何年も見なかったりして、部屋の片付けをしている時に偶然出てきたり、ひょんなこと事がきっかけで思わず片付けそっちのけで思い出に耽る時があるもんだ。「あいつ何やってるかなー?」とか「あの時はこうだった」とか「今の自分と比べてはたして成長したか?」など思いは尽きない。

 なんだか、1枚の写真でそこまで考えてしまうのも面白いもので、今回の写真は震災や事故のあったエリアであるから余計に考えてしまう。できればもう一度あの海に入りたいと思い返す“1枚の写真”。いつかまた! 福島で。

―オシマイー

――Naoki Fujita

  • DC SHOES
  • NB Numeric: New Balance