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 今号のSLIDERは6月30日発売です。特集は「90's」必読ですの…
──199X年

2013.06.27

 今号のSLIDERは6月30日発売です。特集は「90's」必読ですのでぜひ~。
 199X年ノストラダムスの予言を気にしつつ、「人類終末説」がまことしやかにささやかれた10年間を過ごして「Y2K問題」なんてことがあったのがいつのことやら…。
 音楽ではニルバーナがリアルタイムで、破れたズボン穿いていたら「スボン破れてボロボロだよ?」なんて、マジレスされた時代。自分の好きな夏の海も今よりも人が多くてビーチベッド1000円、パラソル1500円なんてレンタル商売が儲かるご時世で、美白なんて言葉は当時のギャルにはなかった。このころから、日焼けした女が好きなのは今も変わりない…。
 ふと今回の特集を振り返り、「自分の'90年代はどうだったのか」なんて断片的に思いだすと…。サーフィン、遅れた就職、そして転職、多額の借金、一本化を覚える、そこそこ豪遊、1年間のプータロー、心に決めた彼女との出会い、彼女に振られ激落ち…など挙げればきりがなく、「なんだ? ダメ人間じゃないか?」なんだかこの頃のオレよりも今の若者の方がよほどしっかりして堅実であると思える。
 当時は「何とかなるでしょ?」が強く心を支配していたのは確かで若気の至りもはなはだしい。今思えばなんだろ? 20歳までライオンを素手で倒せるなんて本気で思い込んでいたあの気持ちは勘違いもはなはなだしかった。そして、導かれるようにサーフィンにのめり込みすぎて、サーフィン業界の門を叩き、ながれ流れて今もSLIDERで横ノリ系の仕事をさせてもらって、ありがたい限り。
 そう、すべて自分にとっての'90年代は、良くも悪くもたくさんの経験して、基礎的なものが形成された時代。そんな経験のうちのひとつになったオーストラリアのサーフィンブランド、RIPCURL。ここでも今に繋がる多くの基礎を学んだ。そう思うとたまに過去を振り返るのもいいもんだと思えた。
 だって199X年から2000年という未知の時代から13年なんとかやってるから、これからも何とか続けたい、這っていきたいス。けどもう、ライオンは倒せねぇ…。それくらいは分かる。

――Naoki Fujita

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