VANS - SKATE HALF CAB BY ELIJAH BERLE COLLECTION

更新ハラスメント
──うっかり失効

2022.09.30

 免許の更新に行ってきました。都心にありながらキックアウトも少ないオアシス的スケートスポット、“おでん”の目と鼻の先にある免許更新センター。混雑覚悟で向かったものの、あれよあれよと手続きは進み、1時間の講習が終了と同時に新しい免許が手渡されます。新しくなった免許を受け取ってようやく一安心。これでまた安全運転に励むことができます(普段乗らないけど)。
 あれはひと昔前のこと。引っ越しをして住所の変更を届け出ず、当然のごとく免許更新の通達も来なかったことが原因で更新にも行き損ねました。定められた更新期間をオーバーしてもなお更新可能な猶予期間は与えられているのですが、その期日も過ぎてしまったわずか1週間後に更新に気がつくもタイムアウト。うっかり失効をメイクしております。
 さてそこからが大変でした。当時はバイトしてスケートしてっていうルーティーンの毎日。基本的にはバイトも「ガッツリ稼ぐぜーっ!」ってスタンスではなかったので、生活はいつもギリギリ。新しく免許を取得するために教習所に行くお金や時間の余裕はありません。しかし調べると「一発試験」というものがあるではないか。これは民間の教習所に通わずとも、運転免許試験場で受けることのできる筆記や実地の試験のこと。ほとんど常識的なことばかりが問われる筆記試験は難なくパスできるのですが、問題は実地試験。民間の教習所での試験と比べるとより細かい運転技術や判断が問われます。どうやらこの一発試験、僕みたいな「うっかり失効」が原因で受験する人が多いらしく、二度と同じミスを繰り返さないための懲罰的な意味も込めて厳しい審査、低い合格率となっているようです。ただ一回の受験にかかる費用も3000〜5000円程度と、教習所に通う費用と比べるとずっと安く収まるのがこの一発試験のいいところ。まぁ、合格するのが難しいだけあって僕の場合は十発試験越え、混み合っていて月イチ程度でしか試験の予約も取れなかったため、1年以上を要してしまいました…。ね、大変でしょ。
 忘れもしない、僕がようやく合格することができた最後の一発試験の日。その筆記試験の僕のひとつ前の席には偶然にも'80年代から今なお活躍を続ける某有名スケーターの姿が。後になって聞いてみたところ、あの難しい一発試験に一発で合格したのだそう。「簡単だったよ」って涼しい顔で言っておられました。自動四輪、ウレタン製の四輪、どちらにおいても遺憾なく発揮するスキルに驚愕させられた次第でした。
 
─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 





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