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プライスレス
──PAULS

2022.02.11

 「ポール」と聞いてパッと思い浮かんだスケーターはNike SBの最重要ライダーのひとりにしてPrimitiveの運営も絶好調、P-Rodことポール・ロドリゲス。かたやadidas Skateboardingではチームマネージャーとして敏腕を振るい、Isleのファウンダーとしての顔を持つポール・シャイアも玄人からの支持が高いですね。「シュミット博士」の愛称で知られるのはポール・シュミット。スケートボードに対する深い愛情と知識は自身の運営するデッキプレスカンパニーPS Stixで製造されるデッキに反映され、世界のトップカンパニーから販売されております。
 ファーストネームではなくファミリーネーム、つまりは苗字としてポールの名を持つのはオーストラリア最前線のカンパニーPass~Portのプロ第1号、カラム・ポール。有名レゲエシンガーとは綴り違いの同音とあり名前の覚えやすさもさることながら、発表されたばかりのDCのパートでブランドのカラーを地で行くスケートを披露されておられたのはショーン・ポール。よく探せば他にもいるいる、ポールさん。
 さて僕にもポールという友達がいました。「いました」というのはもう20年近くも会っておらず、まさに疎遠となってしまったから。日本人の母とイギリス人の父を持つそのポールは、小学生の頃に母親同士の仲が良かったので僕らもよく遊んでいました。熱心なカトリック家系であったポールはずっとカトリック系の学校に通っていたり、僕らも隣町へ引っ越してしまい会う頻度が減ったのですが、僕がスケートを始めた頃、ポールも偶然別の仲間に誘われてスケボーを始めたのだという。なぜか当時僕が一番欲しかったスケシュー、DVSのReactorモデルを「サイズが合わないから」と破格で譲ってもらえたり、「タマにデッキが刺さるのを英語ではNut breakingって言うんだぜ」と吹き込まれたりといい思い出として残っています。いよいよ高校を卒業という頃にはポールもスケートからフェードアウトし地元を離れ、それっきり会うこともなくなってしまいました。しかしここ数年、関東某県でまたスケートにカムバックしているという情報を母から得たところ。10代の頃スケートからフェードアウトした仲間がここ最近になってまたスケートし始めるということが僕の身の回りで少しずつ起こっており、それはとても嬉しく思う限り。滑りに行ったパークで偶然、そのポールとの再会を果たすということもあるかもしれません。
 最近、インスタのオススメに僕がポールからゲットしたまさにあのDVSのシューズが現れ、ここに書いてみようと思ったわけです。手前味噌ながら当時自分がその靴を履いてスケートしてるコンテスト映像が唯一、残っているので観て笑ってやってください。撮影者は当時はまだまだ顔見知り、現FESNの伊波繁太。うーん、グッドメモリ〜。

─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 




 

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