こんな僕にもコンテストで好成績を残していた過去がありました。10代の頃は表彰台に乗るといううれしい出来事もちょこちょこ…なんつってますがそれも20年以上前のことで、当時はデカいコンテストでもなければポイントを貯めて海外コンテストへの出場権などがかかったものでもない、時たま開催されるローカルコンテストでのお話。そもそも近場でデカいコンテストシリーズなんてのが開催されることもありませんでした。
それでもまだまだ視野の狭い当時の自分にとってはそんなローカルコンテストで結果を残すってのがスケーターとして上を目指す大きなモチベーションとなっていて、より上手なスケーターたちに食らいついていきたくてがむしゃらに滑る日々。
20代になり上京し、以降出場するコンテストといえばやはり近場のパークで開催されるものや近場の人間が開催するローカルコンテストといった類のもの。その頃には表彰台に上がる機会なんてのはすっかり無くなってしまったわけですが、●●賞みたいのを獲得しご満悦で帰る機会は今も稀にあるわけです。そんな自分がいつか獲得してみたいもの、それはベストスラム賞。言うまでもなくその日一番のスラムをメイクした人に贈られるアレ。コンテストの表彰台に立てるのはそう容易いものではありませんが、スラム賞、これもまた狙って獲得できるものでもありません。できることならスラムなんて喰らいたくもないもんですが、それもひとつの評価の対象になる(?)のであれば報われるよねって話(ドギツイのは勘弁だけど)。
そこには順位だけでは表せない、スケートへの愛情も込められてると思うんす。勤め先が大きく関係していることもあり、先日半ば強制的に駆り出され出場した(とは言えしっかり楽しんだ)コンテスト、そこでも満場一致のベストスラム賞を獲得したとある若いスケーターが。しかも滅多に見ることもできないだろう類のスラムを本番のラン中に。そして驚くことに本人は至って無傷。見てるこっちは腹を抱えて笑わさせて頂きました。
スラムといえば、その昔にスラムに特化したフルレングスのビデオなんてのもリリースされてましたね。411 Video Magazine(411VM)と言えば当時まだ生まれていないはずの今の若いスケーターも、その名前やロゴぐらいは見かけたことはあるかもしれません。ネットもあまり普及していない頃の先端映像メディアとして定期的にリリースしていたビデオシリーズの番外編、タイトルは救急時の電話番号にかぶせた『911』。痛いほど気持ちがわかる(わかりたくねーけど)スラムの数々、時にグロテスクなまでのスラムシーンのオンパレード。最近のヤバすぎるビデオに疲れたら息抜きにでも…ならねーか。
—Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)



















