
チャーリー・パーカーというジャズの超ビッグネームがいます。主に1940年代から50年代前半にかけて活躍したアルトサックスプレイヤー。テクニックのすごさはもちろん、ビバップという新しいスタイルを生み出した革命的音楽家にしてモダンジャズの神様。しかし私生活は問題だらけ。ドラッグやアルコール中毒により心身を消耗し精神病院に幾度となく入院。破滅的な生活も長くは続かず34歳という若さで早逝してしまいます。
自分もチャーリー・パーカーのアルバムを何枚か持っているんですが、録音状態がいまいちな音源が多くてしっくり来てなかったんですよね、本腰入れて聴かなかったというか。ところが先日ふとした瞬間に突然バード(チャーリー・パーカーの愛称)のヤバさがわかるようになって激ハマり。超絶ウルトラすげーーーってのに気がついて、それから狂ったように聴き続けています。
ネットを見て知ったのですが、ジャズの世界には「チャーリー・パーカーの良さがわかって1人前」なんて言葉があるそうです。バードの音楽が非常に高度で複雑なため、彼の音楽の魅力に気づくにはある程度の音楽の知識や経験が必要だという意味なんだとか。図らずも、これで自分も1人前のジャズファンになれたということでしょうか…。
ということで自分が好きなチャーリー・パーカーの曲を貼っておきます。不世出の音楽家の演奏をぜひこの機会に聴いてみてください。70年以上前の録音でこの凄さ…ヤバすぎて震えます。
—TM