「息するな!」、「眠るな!」といった類の、最近流行りの「〇〇するな」系映画だと思っていました。日頃から映画のチェックには余念がない自分ですが、これは完全ノーマーク。好きな役者さんが出ていることだし、軽いノリで鑑賞スタート。ルンルンルン〜♪ なんて鼻歌交じりにネイルのお手入れしながら画面をちら見していたかと思ったら、気がついたときには両手両足の爪を根こそぎ切ってなくなった!? というのはウソだけど、画面に釘付けライカ・ジーザスクライスト・スーパースター。90分が9分に感じられるほどの集中力でタイムトラベル子。
あらすじはこんな感じ。異常に発達した聴覚(目は見えない)をもったカマキリのお化けみたいなモンスターとサバイバル一家との仁義なき戦い(注:悶絶必至のシーンあり)。この映画が他と一線を画すのは、実に見事に親子の絆が描かれていること。特に親から子どもたちへの深い愛情が表現されており、おもわず涙がウルルン滞在記。それにしても役者夫婦の距離感絶妙だな〜なんて思っていたら、実生活でもリアル夫婦で納得。途中、家の窓を閉め切れば外に音が漏れないのでは…なんてツッコミどこもありますが…。
なにしろ最近のイチオシ映画がこの『クワイエット・プレイス』。いびきの音ライカ地響きで知られる荒川晋作であれば、一晩とサバイブできないことは確かDeath。
─KE