adidas SkateboardingとWelcomeによるコラボコレクションが発表され、その独創的な世界観を表現したプロモビデオが公開されました。
2010年にジェイソン・セラヤによって設立されたWelcomeは当時のスケートシーンにおける常識への疑問からスタート。ポプシクル型のデッキが主流を占めるなか、往年のシェイプを現代的に再解釈した個性的なデッキを展開。オカルトやファンタジー、アートなどから着想を得た独特のグラフィックも相まって、独自の世界観を築き上げてきました。既存の価値観にとらわれない自由な発想は多様化するスケートカルチャーのなかで確かな存在感を放っています。
そんなWelcomeと長いスポーツの歴史を持つadidas。一見対照的な両者を結びつけるのがノラ・ヴァスコンセロス。Welcomeのプロであり2017年にadidas Skateboarding初の女性チームライダーとなったノラは、トランジションを果敢に攻めるスケーティングだけでなく、アートやファッションを含む独自の感性でも支持を集めてきました。今回のコラボは彼女を介してつながるふたつのブランドの個性が融合したもの。
コレクションの詳細は先日公開した紹介記事(www.vhsmag.com/thumbs_up/adidas-skateboarding-x-welcome/)をチェックしてもらうとして、その世界観を表現したプロモビデオも見逃せません。中世ファンタジー映画を彷彿とさせる物語の主人公はノラ。甲冑や剣、奇妙なクリーチャーが登場する冒険物語はスケートブランドのプロモーションという枠を大きく飛び越えています(てかスケートがまったく登場しない)。
制作にあたっては映画『エクスカリバー』などからインスピレーションを得たとのこと。さらに『ヘルレイザー』や『ザ・リチュアル』といったホラー映画に携わった特殊メイクアップアーティストのジョシュ・ラッセルのスタジオを訪れ、衣装やクリーチャーの造形物を物色。実際に映像に登場するクリーチャーもそこで見つけたものだそう。監督を務めたトム・ダルは実物の衣装や小道具を使った撮影とブルー/グリーンバックによる映像合成を駆使。AIに頼ることなく作り上げた手作り感あふれる映像にもWelcomeらしい遊び心とこだわりが詰まっています。
adidasの伝統とWelcomeの異端性が交差する、なんともユニークなコラボレーション。その映像世界もぜひご堪能ください。
—MK


















