Nike SB dojo | スケートパーク

 華麗。じゃなくて加齢 aka 老化。このワードは老若男女、誰にとって…
──31 - Age doesn't matter

2013.01.18
 華麗。じゃなくて加齢 aka 老化。このワードは老若男女、誰にとってもあまり耳にしたくない言葉でしょう。これをいつからマイナス要素として意識し始めるのかには個人差がありますが(この問題も非常に興味深いものであります)、私たちの肉体は時の経過に伴い、枯れていきます。筋肉量の減少に伴う運動能力の低下に加え、節々の痛みや怪我からの回復の鈍化などなど、挙げだしたらこの話題だけでかるく2時間は酒の席がもちます。
 若いということが美しさであると捉えられるのであれば、老いはその対極、つまり美しくないということになります。確かにフレッシュであることは美しいです。瑞々しい生気に満ちた新生児の肌や、しなやかに躍動する若者の肉体には言いようのない美しさが宿っています。しかしながら齢を重ねていくという現実こそが持つ、不思議な魅力があることも確かです。いつからそこに在るのか誰も判らないような樹齢の大木や、永い時をそこに刻み込み生き抜いたモノクロ写真や古いフィルム。激動を耐え抜き、いま穏やかに佇むおばあちゃんのしわの寄った手のひらなど。これらが持つ暖かさや安心感も、そのカタチは違えど美しいものであるといえます。

 今回紹介する2名のスケートボーダーは、そのキャリアとアプローチは大きく異なりますが、マイナス要因となるような老いを感じさせないライドで僕を幸せにしてくれます。ウィンターズさんはなんでもスラムしたときに自分のエルボーが脇に刺さって肋骨を骨折したキャリアがあるそう。リアル。

 僕の街にもこの寒さの中、夜な夜な元気にストリートスケートを楽しむ四十肩とは無縁のフォーティーズたちがいます。負けていられません。そういや昨日は僕らの仲間の命日だっけ。生きていれば43歳だったかな。

 生きている不思議。死んでいく不思議。花も風も街もみんなおなじ。

--TH (Fat Bros)

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