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「YOLO!(人生一度きり)」
──DANCE WITH ME

2020.07.31

 この梅雨は例年になく雨が続き、豪雨による惨状をニュースで見聞きしては心が痛むこのところ。まともにスケートもすることができず退屈な時間を過ごしている方も多くいることでしょう。そんななか迎えた先週の4連休。少し前のこのYo! Chuiでも書いたのですが、「せっかくの連休を有効利用しないのはもったいない」ということで気の知れた仲間とスケートトリップへ。向かった先は北関東エリア、結果から言うと連日連夜の雨にやられて思うように動くことができませんでした。とは言え限られた時間を無駄に過ごすという選択肢はないわけで、行く先すべてが雨スポットという前代未聞のトリップに。気になるスポットやパークを前に雨に泣かされつつも、ローカルのガイドにより有意義な時間を過ごすことができました。
 このスケートトリップは参加する仲間も二転三転、行き先もほぼ行き当たりばったり。大阪から途中参加する者もいれば、現地で毎日のように合流しては同じ旅行団員として過ごす者もいたりと計画性のなさが吉と出た形になりました。雨にやられるリスクや、各方面への無難な動きやすさ重視ということで僕らのステイ先は埼玉県本庄市。名物と言えば、ひと昔前のメディアに頻繁に登場した通称「本庄バンク」。緩めのアールと長いボトムが特徴の幅広ミニランプ状セクションがある、あの高架下のスポットと言えばピンと来る方も多いはず。また同市内出身の上井 陵の父親が本職の傍ら手掛ける隠れ家的スケートショップ、Country Side 367にもお邪魔し、壁に飾られたヴィンテージスケートボードのコレクションにドキドキさせられた次第。なんでも空いた土地を借り、そこに集うローカルでセクションをDIY製作・管理もしているとのこと。まだまだ歴の浅い若手もそんな活動に参加しているようで、単なるスポットというだけでなくスケーターとして大切なマインドも根付いている素晴らしい発見の連続でした。
 そして一行は、群馬県前橋市にも足を踏み入れました。終始雨に見舞われましたが、雨スポットへ案内してもらいきっちりフッテージを残させてもらいました。逆に言えば、雨だったからこそ行き着けたスポットなので(晴れてたら行ってなかったかも)、結果オーライということでしょうか。足を運ぶことでしか体感することができない発見や驚きこそ、スケートトリップの醍醐味ではないでしょうか。
 雨でずっと引き籠もっていたであろう4連休に「スケートトリップを決行した僕らは勝ち組(価値組)」とすら思えるわけです。トリップという非日常が僕らを連日のバリスケに駆り立てたのは間違いありません。これだからスケートトリップはやめられないし、このために日々ハスリンしていると言っても過言ではない。スケーターである限り、見知らぬ土地へとトリップを続けていきたい。雨が降っていようといまいと。

「人生とは嵐が過ぎるのを待つことではない。雨の中で、どんなふうにダンスするかを学ぶことだ」(ヴィヴィアン・グリーン)

─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 





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