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ONE OF THE KIND
──1点もの

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 ガチスケートの写真や動画を撮ることもそうですが、スケートボード以外の創作活動をするスケーターが多いのは周知の事実。スケートボードというフィルターを通して得られるインスピレーションが実にさまざまな形で創作物として形となります。特にハンドメイドで作られるそれらは「1点もの」だったりします。作者直筆のサインやナンバリング付きってのもそれに近いものなのかな。とかく、それらが作られるにあたり秘められた背景や工程なんかも興味深いものが多かったりします。
 展示などでそういった作品群を見ることのできる機会も以前と比べてぐっと増えた印象。1点ものって、10〜20代の頃の毎日ギリギリな生活の中ではなかなか手に入れられるものじゃなかったのですが、次第に仲間も増え、物作りの背景にも興味が湧いていく中で自分の部屋にもそんな作品が少しずつ増えてきました。
 自分はアートや物作りに精通した人間ではないので、それら作品に込められた真意や本当の価値などわかってないことも多々あるんだろうけど、スケーターによる創作活動ってだけで身近に感じられ、応援したくなることも少なくありません。丹精込めて作られた作品はやはり安いものではないので、あれもこれもってワケにはいきませんが、タイミングやその時のフィーリングがバチッと合い、あとは財布と相談して買ってみたりするのです。そこでの対価をモチベーションのひとつに、作り手がまた新たな創作に取り組むことができたり、活躍の場を広げたりしていく様子を見ることができるのはなんとも喜ばしいことじゃないですか。
 最も大切な、創作物が出来上がるまでの努力や試行錯誤といった労力、将来への不安といったものをいったん抜きにして言わせてもらうと、うまく活動しているアーティストに本当に憧れます。「これで生計が立てられるのなら、そんなかっこいいことはない、オレもそんな人生を送ってみてぇぇ」って思う。(自称)アート活動の一環として板のグリップテープに絵や文字、図柄を毎度描いてたりするのですが、たいていの場合それが自分で気に入らない or すぐに見飽きてしまう。そんなワケで、アートを創作して売るなんてことは自分には向いてなさそうな話(笑)。まぁいいんですが、いち傍観者として、今後もスケーターによるさまざまな形の、時には思いもよらぬ形の創作活動が、自分らスケーターを、さらには世間を楽しませてくれそうだってことは間違いないすよね〜。

—Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 




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