Nike SB dojo | スケートパーク

 その人の好みや狙う対象、トリックのチョイスによって実にさまざまなスタ…
──THE SMOOTHEST

2015.09.25
 その人の好みや狙う対象、トリックのチョイスによって実にさまざまなスタイルや滑り方があるスケートボードですが、おそらく誰もが一番手軽に取り組むことができて、なおかつその内容に無限とも思える広さと深さを秘めているのがいわゆるフラットトリックの類なのではないでしょうか。
 近くに調子いいスケートパークがあればもちろん一番いいのですが、そうでない場合にとりあえずスケートを楽しもうとするとき、近所で手頃のアールだとかバンク、絶妙な高さのレッジやレールバーなんかを見つけるのはなかなか至難の業です。だからと言って、何か対象物がなければスケートを楽しめないなんてのもイケてないですし、僕らのスケート欲というものは時間帯やその日の予定に関わらず、いきなりマインドに湧き上がる禁断症状みたいなものです。そしてこの突然訪れる禁断症状に一番手っ取り早く作用し、なおかつ楽しみながらも確実にスケートのスキル面の上達に一役買ってくれるのがこのフラットトリックなわけです。
 さまざまな局面や構造物を前に頭を働かせ、そこへ絶妙なトリックでもって一体化を試みるのももちろん素晴らしいのですが、何もない平坦な路面でスケートボードそのものが持つきわめてシンプルな機能性をフル活用して、それと自分の身体との完全な調和を目指す2.5次元的なスケート、簡単に言うと調子いい路面さえあれば楽しめて、アップにも最適なフラットトリックはスケートボーディングにとって必要不可欠な構成要素です。そしてこのフラットトリックは難易度の高い回し系トリックに限らず、回転系やノーコンプライ系、ボンレス系にハンドプラント系などなど、楽しみ方を自由に組み合わせることができますので、そこに無限の広がりを併せ持っていると言えます。
 とはいえ、やっぱり完璧なタイミングで魅せるセンス抜群のフラットトリックで、スケートボードとの調和を見事に果たした達人たちのスキルフルなスケートは世代を超えて語り継がれるべきスケート無形文化遺産のひとつです。

--TH (Fat Bros)

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