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"VICE Web Magazine"から『日本文化がスケートシーンに…
──VICE『日本文化がスケートシーンに与える影響』

2017.01.26

"VICE Web Magazine"から『日本文化がスケートシーンに与える影響』
と言う題材にて『森田貴宏』がフューチャーされました。

『FESN』から公開されたショートクリップ『Sakura』の共同制作者
でもある写真家『Cole Giordano』特集の翻訳記事となります。
日本のスケートシーンについて興味深い事が沢山書かれております。
是非ご覧下さい。

翻訳 : 梶谷雅文

タイトル『日本文化がスケートシーンに与える影響』

スケートの写真で忘れられがちなのは、トリックではなくアイデア。
スケートの写真はふたつのタイプに分けることができる。
消費を目的にフィジカルな技を記録すること、そして瞬間的な感情を記録すること。
マイク・シコラがデザインを手がけ、Milk Galleryの協力を得て完成したzine『Sakura』。
本作はフォトグラファーのコール・ジオルダーノが格安フライトでNYから東京を訪ね、
極東のスケートレジェンドとして知られる即興的スケーターを1年に一度だけ咲く儚い花を
バックに記録しようというい試みにより実現。
かつて神風特攻隊が愛国心と誇りの象徴として零戦を飾った桜が、ジオルダーノと
スケーターの森田貴宏の動きに生命を吹き込む刹那的な背景となる。
「格安チケットをブッキングした段階では、まだ何をすることになるかわからなかった」
とジオルダーノは言う。
「でも、被写体が森田貴宏であること、ロケーションが彼のホームタウンということで、
どう転んでも素晴らしい作品になると確信していた。
初日は時差ボケの中、朝の6時に迎えに来てすぐにスポットへと向かった。
収録された写真の多くは東京の中でも交通量の激しいエリア。
だから人通りを避けるためには朝早くに着かなければならなかった。
7時や8時に着いても、すでに人が多くて彼が撮影を中止したこともあった」

森田は写真と動画を組み合わせた今回のミッション
(ショートフィルムは森田とフィルマーの伊波繁太によって制作された)について、
桜は“日本の心”だと説明し、スケーターの世界を通してそのスピリットを記録しようとしたのだという。
そのイデオロギーの一環として、イベントを通して大陸で分断されたスケーターたちを団結させるという
活動も続けている。ジオルジーノが森田に出会ったのは2013年のこと。
NYで開催されたパリのスケートブランドMagentaの『Soleil Levant』の試写会でのことだった。
当時はまだ森田のスケーティングについて知らなかったものの、彼の優雅でクリエイティビティにあふれた
スケーティングに共感し、マーク・ゴンザレスの芸術的なアプローチとの類似性を見出したのだという。
親交を深めてから、ふたりは森田のキャリアを振り返ったTransworld Skateboarding Japan 2015年11月号
の表紙をはじめとするフォトプロジェクトに取り組むようになる。
「森田の行動はすべて考え抜かれている」とジオルジーノは話す。
「他のスケーターと滑っていても、みんな立ち止まってヤツを見ているんだ。
トリックを見ているんじゃなく、リスペクトするという意味で見ているんだよ。
森田と一緒にいるだけで、オレもいい扱いをされた」

今回の限定zine『Sakura』が表現するのは、グローバルなスケートコミュニティにおける新たな繋がり。
森田が手がけるFar East Skate Network、そしてヨーロッパとアジアのスケートブランドの団結により、
スケートボードの中心はもはやカリフォルニアだけではないという認識が定着しつつあるが、個人レベル
の欲求としてある種の好奇心が共通意識として広まっていると言えよう。
デジタル処理、そしてフィジカルな交流によりスケートコミュニティに実現した昨今の動向は、アメリカに
とっては60年代の音楽シーンにイギリス人アーティストがヒットを飛ばしブームを巻き起こした
“ブリティッシュ・インヴェイジョン”のようなものだろう。
ただ、当時のそれよりも多様性に富んでいる。

ジオルジーノはこう話す。
「日本のスケーティングには人を惹きつけるクリエイティビティやスタイルが間違いなくある。
ヤツらのスケーティングには遊び心があるんだ。
クイックなスタイルも日本から世界へと派生したような気がする。
個人的に、ヤツらは誰よりもスケートを楽しんでいるように思える」

Sakura is a limited edition zine by Cole Giordano
featuring photos shot with Japanese skateboarding legend Takahiro Morita.

元の記事はこちらとなります。全編英語となりますがチェックしてみて下さい。
"How Japanese Culture is Influencing Skateboarding"

"STRUSH WHEELS"

Ryuichi Tanaka
Ryuichi Tanaka
田中竜一
(Skateboarder / Filmer / Strush Director)

大阪府出身。'90年代からスケーター兼フィルマーとして活動し、'03年にドメスウィールブランド、Strush Wheelsを立ち上げる。撮影、編集、ブランドディレクションなど、活動は多岐にわたる。代表作はStrush『Collective Improvisation』や『Cityscape』など。
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