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──PLANT PRIDE

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 グルグルと回るでっかいタンクを載せた無骨なトラック。そう、ミキサー車という乗り物に初めて乗りました。あの生コンクリートを運んでいるクルマね。
 自分の職務はというと、現在進行中の現場とプラント(コンクリートの精製工場)を行き来すること。調達した生コンクリートを現場で排出しているのです。プラントには自分たちのように外部からやってきてコンクリートを調達していくところもあれば、プラント側の従業員が各地の現場に出向いていったりします。
 そこで気がついた点がひとつ。プラント側の従業員が乗っているミキサー車は手入れが行き届いていて恐ろしくキレイな状態なのであります。そもそも現場仕事で必要とされる車だというのと、生コンというドロみたいなのを運んでいる車だということを考えれば、多少汚れていてもいいはずなのですが、車体のどこを見てもキレイに光っているではありませんか。それも、ずらりと列に並んでいるミキサー車の1台1台のすべて。僕はそこに、生コン業者、従業員の威信やプライドみたいなものを垣間見たように思います。僕はその業界の人間ではないので、それはどこも大体そんな感じなのか、それともたまたまその会社の方針が良かっただけなのかはわかりませんが、なんかいいものを見せられたような気持ちになりました。
 さて我々スケーター。1本のスケートボードのあっちを擦り、こっちを削り、そんなところにも傷をつけ汚しては本日の戦果にニンマリする生物。板に刻まれたそれらは持ち主たるスケーターのスキルや繰り出してきたトリックの証明にもなるので、「板はいつでもピッカピカ…」ってことにはまずならないはず。
 なので自分は提案したい。デッキを汚してもベアリングのメンテナンスは怠らないということを。ベアリングメンテナンスの行き届いていない板はスピードが乗りづらく、軋んだ音も出たりと乗っていてどうも気持ちが悪いっす。砂やホコリっぽいところでスケートする際はなおさらです。
 自宅でも、親切なショップなんかでもメンテナンスを受けられたりもするもの。メンテ後は当然ながら気持ちのいい状態がしばらく続きます。自分はデッキを変えるタイミングでベアリングの洗浄、オイル注入といった作業をするのですが何を隠そう、「自分、スケーターだな…」と最も思うのは自宅でメンテナンスをやっているその時間に他なりません。

—Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 




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