これまた話題と笑いをかっさらっていきそうなスケートビデオがリリースされました。それも年々数が減りつつあるDVDというフォーマットで。かねてから発信もあり気になっていたのでさっそく僕もゲトってみたそのDVDは『残念な大人』。長野県諏訪市にあるTimeness Pop Storeがその震源地、その周りにいるであろう残念な大人スケーターのパート+αが収録されています。
出演スケーター総勢19人、1時間を超える超大作(?)な作品。なんつっても出演するスケーターの全員が1977年生まれ or 1988年生まれという縛りアリ。ピンポイントを突いているはずなのによくもこれだけのスケーターが集まり、長丁場のビデオが完成したのにまず驚き。肝心な中身は…世界から年々注目が増しつつある日本スケートシーンの最前線、とはまるでかけ離れた残念なスケートボーディングの数々(褒め言葉)。ビデオタイトルからもお察しの通り笑い要素強めの作品でありながら、しかし舐めてかかると大ケガ必至。みなさん脂汗をかきながら、決して目を覆いたくなるでもないスラムをしながら、カマすべきところではしっかりカマしておられます。
スケートビデオってこんなんでいいんよね、と再確認。昨今の…というか昔からですが、もはや何をやっているのか理解が追いつかない、開いた口が塞がらないのがスケートビデオの本来の姿ではありますが、どうしてもそれだけだと疲れてしまう。自分の不甲斐ないスケートと比べてうんざりしてしまう。それとはまた違った路線で、見るものを楽しませてくれる。この手の作品て、ローカル愛やスケート愛が滲み出たものも多く、それはそれで「スケボー行きたい!」って思わせてくれるものが多いです。
あんましネタバレさせるのもアレなんですが、気になったのは1988年産のオグマくんパート。BGMに使われてた楽曲は、かつて存在した「88」というスケシューブランドのビデオでクリスチャン・スヴィタックのパートに使われていたのと同じ曲。自分が最も影響を受け、再生したビデオのひとつということもあり、狙ったのか単なる偶然か、そんなこと思いながらついニンマリ。
Yo、そこの若いスケーター。今イケイケでスケボー上手くてお洒落でかっこいい若いみなさんがこの作品を観てブチ喰らうってことはないのかもしれませんが、みんな必ず年を重ねます。このビデオに出てくる人たちはきっと、そんなみんなの残念な(褒め言葉)お手本、未来の姿です。10年後20年後30年後、みんなもきっとそうなっているはず…滑り続けていればね。家にDVD再生できる機器がない? 近くのショップや、持ってそうな人に観せてもらいましょう。そして仲間と滑りましょう。あぁ、茅野パーに行きたくなってきた。
—Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

















