ローカルショップからオリジナルの板が発売されるのももはや見慣れた光景となりました。ショップが満を持してオリジナルの板をリリースするのは、そのお店に集うスケーターがローカルをレペゼンできるという意味においても喜ばしいことのひとつでしょう。一般的なボードカンパニーと比べても品質が劣ることなく財布に優しい価格設定になっているのもうれしいところ。自分好みのグラフィックやサイズ、シェイプのものが存在するのであれば、選択肢として大いにアリだと自分は考えます。
外国から日本にやってきて、各地のショップに足を伸ばすお客さん。ショップボードをお目当てにやってくる方も一定数いるようです。円安も手伝い彼らにとっては手に入れやすいし、なんと言ってもそこにしか売っていないのがショップボードなのですから。そうだよなぁ、海外のショップなんか行ったらつい欲しくなるもん、そこのショップボード。そう思うだけで、海外に行くだけで財布はカツカツ、実際に現地で買った試しのない僕でございますが。
ローカルやインバウンド客に売れ、ショップにとっては利益率も高い。ショップボードを作るメリットは大きくも見えるのですが、作らない側の主張もあるみたい。それはボードカンパニーのセールスを阻害しないようにするため。所属するチームライダーやプロを抱え、インセンティブや広告費、その他諸々を払いながら運営しているのがブランドの実態。ボードカンパニーに限った話ではありませんが、ショップでのセールス抜きにはブランドを存続させることもできなければ、そこで活躍できるプロや憧れられるスケーターの存在もありません。その考え方が浸透している地域もあり、そこではショップボードは好意的に捉えられていないこともあるようです。
ショップボードの是非。もちろんこれは何が正しい、何が悪いではなく、考え方の違い。ショップボードについて深く考えたことはなかったのですが、自分は最近、それを是としないという意見が存在するということをとあるショップの主から聞き、興味深いものとしてここで投げかけてみようと思った次第です。ひとつ言えることは、スケートボードを大切に思う人ほど、信頼や実態のあるショップで買い物をすべきってことです。
なお余談ですが、自分の初めてのショップボードはCalifornia Streetのもの。昔コンテストで入賞して手に入れたその板にはESOWさんのグラフィックがプリントされていてめっちゃ気に入っていたのですが、しばらく使ってるうちに折れちゃった。真っ二つに折れたまま、今だに実家の壁にビスで打ちつけ飾られております。20年以上前のことですが、当時ショップボードってのはそうそう見かけるものではなかったんだよ〜。
—Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

















