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スポンサーに待遇アップを提案する方法
──活動報告書

2013.10.13

 以前、とあるブランドの担当者がこう話していました。「サポートしているライダーの待遇を良くしたいんだけど、活動をまとめた資料がないから上司をうまく説得できなくて」と。
 「新しいスポンサーがほしい」。「いまあるスポンサーとの契約をより良い内容にしたい…」という場合には、自らがスケーターとしてどのような活動をしているかをまとめたレポートを作成し、スポンサーにプレゼンテーションする必要があるのではないでしょうか?
 内容は違えど、自分も新規プロジェクトを立ち上げるにあたって企画書を作成し提案したことがあるので、自分のこれまでの経験から活動報告書の作成のポイントを簡単にまとめていければと思います。
 まず、このような書類を作成する場合のポイントですが、大きくふたつあります。
 ひとつは「数値化されたデータを入れる」。そしてもうひとつは「なるべく簡単にまとめる」ということ。
 基本的に、作成する内容は「自身のスケーターとしての活動を報告するレポート」ですので、ざっくりと1年毎に分けて、どのような活動を行ってきたかをまとめていきます。そこで重要になってくるのが「数値化されたデータを入れる」ということです。
 数値化されたデータとはどういうことかと言うと、「私は、2013年の1年間で、1万部刷っている雑誌に何ページ出て、月間100万ページビューのあるウェブサイトで何回特集された」ということや、「集客が500人のイベントでデモを何回行った」などという数字のことです。
 日本のスケート関連企業には、当然のことですがスケートに理解のある担当者もいればそうでない人もいます。そして、スケートのことを知らない人に自分の活動をアピールするときに、この数値化されたデータが必要になってきます。
 それはどういうことかというと、上記数字は「私はスポンサードライダーとして、これだけ多くの人に御社のブランドをアピールしていますよ(することができますよ)」ということを示すものだからです。今現在、多くの企業はメディアにお金を払ってスペースを買うことで、自らのブランドの周知を行っております。つまり、メディアへの露出や人前でのデモなどは、その媒体の広告単価などによって金額に変換することができるのです。スケートのことを知らない人にとっては、この数字こそが活動を測る大きな指標になるのではないでしょうか?
 さらにもうひとつのポイントである「なるべく簡単にまとめる」というのは、自分の経験によるものです。以前、新規プロジェクトの企画書を、20Pほどのヴォリュームで作成したときに、担当者にこう言われました。「こんなページ数の企画書を読む時間がないから、今度から2~3ページくらいのものにまとめてきて」と。せっかく作った大事なレポートも、担当者に目を通してもらうことが出来なければ意味がありません。ですので、パッと目を通しただけですぐに理解できるような、簡潔で分かりやすいものがベストです。
 簡単なもので構いません。ポイントを抑えた資料を作成し、自分の活動がどれだけ価値のあるものなのかを数値化されたデータ込みで説明することができれば、いくらスケートに理解のない担当者がいたとしても「なるほど!」と思ってくれるのではないでしょうか?
 みなさんのスケーターとしての輝かしい活動が、企業に正当に評価されることを願って今回は締めくくりたいと思います。

--TM

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